2歳半くらいから3歳にかけて始まる「イヤイヤ期」
この時期の子どもが「◯◯はイヤ!」「△△がいい!」と言い始めると、いくら説明しても妥協してくれません。
イヤイヤ期の子どもがどんな気持ちでいるのかは
教えて!先生120「イヤイヤ期のわがまま」
イヤイヤ期を乗り越えるコツは
教えて!先生96「イヤイヤ期を乗り越えるコツ」
をご参照ください。
今回はイヤイヤ期あるあるの
おでかけしようと思ったら「靴がイヤだ!」と主張し始めた時の対処法をお教えします。
時間に余裕を持って行動したのに、玄関でイヤイヤが始まってしまったら、これまでの努力が水の泡。
そんな時は、子どもがみずから靴を履くという流れに持っていくと、スムーズにいきますよ!
子どもに主体性を持たせる
「この靴を履きなさい!」
命令されると、大人でもムッとしてしまいます。
イヤイヤ期の子どもはなおさらです。
とは言え、たくさん持っている靴の中から子どもに好きなものを選ばせるとなると、時間がかかってしまいます。
そこでオススメなのが「二択制」です。
『親が履かせたい靴』と『子どもが好きな靴』の2足を玄関に用意して、
「どっちにする?」と尋ねます。
子どもの頭の中では「どちらを履こうかな?」という思考が始まり、「イヤ」な気持ちはどこかに飛んでいってしまうのです。
『履かせたい靴』の対抗馬としてオススメなのが『長靴』です。
子どもって長靴が好きですよね!
ここで1つだけ注意点「どちらを選んでもOKとすること」
たとえ晴れていても、子どもが長靴を選んだらそのまま履かせてあげましょう。
靴屋さんごっこをする
玄関でイヤイヤが始まりそうになったら『靴屋さんごっこ』を始めてください。
「お客様、こちらお似合いですよ。
履いてみられませんか?」
店員さんになりきって『履かせたい靴』を差し出すのです。
「履いてみられませんか?」は「履きなさい」とは違って命令ではなく、子どもに選択権が与えられています。
履かせたい靴を両手で丁寧に持って見せ、「いかがですか?」と言いながら子どもの足元に置きます。
大人扱いされた子どもは、機嫌良く『試着』をしてくれることでしょう。
履いた後のお楽しみをイメージさせる
玄関に向かう途中で
「靴を履いたら、ぎゅーしようね」
「靴を履いたら、かけっこしよう」
「靴を履いたら、◯◯に行こう」など、
靴を履いた後の楽しみをイメージさせます。
子どもの気持ちが「靴を履く」ことへのこだわりから離れて「そのあとのお楽しみ」に飛ぶので、靴を履くのはすんなりクリアできます。
子どものイヤイヤは、自我の芽生えによるものです。
「自分でやりたい!」という気持ちは、親であってもコントロールできません。
自主性を持たせたり、楽しい気持ちにさせたりすれば、子どものやる気をくすぐり、癇癪を起こさずに済むのです。
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