2歳はイヤイヤ期。
何度注意しても「イヤ!」と言って、とにかく言うことを聞きません。
毎日これが続くと、親の方が参ってしまいますよね。
そこで今回は、幼児教育のプロだからこそ知っている「イヤイヤ期を乗り越えるコツ」をお教えします!
コツ① 「イヤ!」を受け流す
イヤイヤ期の子どもは、本当に嫌だから「イヤ!」を連発しているわけではありません。
思うように気持ちを言葉にできないので、いちばん言いやすい「イヤ!!」を連発しているだけなのです。
また、癇癪(かんしゃく)を起こしてしまうのは、気持ちを伝えたいという意欲のあらわれです。
イヤイヤ期は「成長の証」なのです。
そう理解できれば、イライラすることも少なくなるはずです。
子どもに同調せず受け流して、冷静に見守りましょう。
コツ② 方法を教える
子どもに「靴を並べなさい」「片付けなさい」など、「◯◯しなさい」とばかり言っていませんか?
その「靴の並べ方」や「片付け方」、子どもに教えたことはありますか?
もしかしたら、子どもは靴を並べようにも、靴の並べ方がわからずに困っていて、
その困惑を「イヤ!」と表現しているのかもしれません。
子どもが何をしたらよいのかわからない様子が見えたら、目の前でやって見せましょう。
子どもが「イヤ!!」と言って何もしなかったら、
「あ、おくつがぴったんこ!きもちいいね~」と揃えて見せます。
子どもがくつに手を伸ばしたら、「せ~の、ぴったんこ!」で一緒に揃えます。
説明が長くならないように注意しましょう。
テンポ良く、体を動かしながらサラリとさせるのがコツです!
子どもと一緒に繰り返し、上達したら、声かけだけして子どもにさせてみましょう。
コツ③ 完璧でなくてもほめる
子どもの言動をよく見てください。
自分なりにやろうとしていることはありませんか?
大人は完璧を求めてしまいますが、相手は2歳〜3歳の子どもです。
完璧ではなくても、できているところもあるのではないでしょうか?
少しでもできてることがあれば、
「へえ~、もうこんなこともできるようになったんだね!」と大げさにほめてください。
小さなことをほめることで、子どもの自信とやる気がアップします。
コツ④ お手本を見せる
子どもは、実際に見聞きした言動から学んでいきます。
親がお手本を見せれば、子どもはそれをマネして、望ましい言動ができるようになります。
なぜなら、子どもはマネの天才なのですから!
子は親の背中を見て育つと言いますが、まさにそのとおり。
「いただきますは?」と言われてできなくても、大人が手を合わせて「いただきます!」と言えば、子どもは勝手に「いただきます!」とマネをします。
子どもに何かさせる前に、親自身ができているか振り返ってみてください。
親ができていないから、子どもがマネしているのかもしれません。
イヤイヤ期は、言葉だけでは理解できないことがまだたくさんあります。
そのモヤモヤが「イヤ!!」という言葉や癇癪(かんしゃく)として表現されてしまうのです。
少しずつ丁寧に説明し、できたらほめて、背中を見せていけば、イヤイヤ期はうまく乗り越えることができますよ♪