つわりで食欲がわかなかったり、
胎児の成長のために何を食べたら良いか悩んだり、
妊娠中の食事には、何かと気を使いますよね。
そこで今回は、妊娠中に摂るべき食材や食生活について詳しくお伝えします。
「まごわやさしい」の食材を積極的に
「まごわやさしい」とは、日本人が昔から食べていた「和の食材」の語呂合わせです。
「ま」=豆類(豆腐・大豆・納豆など)
「ご」=ごま
「わ」=わかめ(海藻類)
「や」=野菜
「さ」=魚
「し」=しいたけ(きのこ類)
「い」=いも類
この7品目を毎日の食事で摂ることを心がけましょう。
「まごわやさしい」7品目に含まれるビタミン・ミネラル・酵素を摂ることで、胎児の成長に欠かせないタンパク質の代謝が促されます。
厳密な食事制限をするわけではないので、「◯◯を◯g」といったような細かい計算は必要ありません。
それに、『毎日「まごわやさしい」100%達成!』を目指さなくても大丈夫。
一日で達成できないときは、一週間でバランスよく摂れていれば良しとしましょう。
胎児のために安全な食材を選んだり、メニューを考えたりする努力は必要です。
ただし、それに注力しすぎると、かえって母体にストレスがかかってしまいます。
お母さんのストレスは、おなかの赤ちゃんにも伝わってしまうのです。
妊娠中は、ストレスを溜めないのが最も大切なこと。
ゆるーくざっくり考えるのが長続きのコツですよ。
コミュニケーションを楽しむ
妊娠5か月頃から、胎児は音が聞こえるようになると言われています。
お母さんが声を発すると、胎児の心拍数が上がることがわかっています。
血流量が増えて、脳の発達にもよい影響を与えると考えられます。
絵本を読み聞かせたりする「胎教」は、ぜひ積極的に行ってください。
また、「今日は雨だね」などと話しかけたり、蹴ってきたところをポンッとたたいて返事したりと、おなかの赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しみましょう。
しばらく続けていると、おなかの外からポンッと叩いたら、蹴って返事をする赤ちゃんもいるようです。
親子の対話の始まりですね。
胎児とのコミュニケーションを意識することで、親子の絆が深まり、幸福感が増します。
お母さんの幸福感は、胎児の発達にも良い影響を及ぼします。
妊娠中の生活がより楽しくなり、出産への不安も和らいでいくかもしれません。
正しい情報を知ることができれば、「知らないことから生じる不安」は解消できます。
気負わずに、できる範囲で気をつけながら食事を摂りましょう。
また、胎児とのコミュニケーションを楽しんで、ゆったりした気持ちで過ごしましょう。
そうすれば、胎児はすくすくと成長していきますよ。
EQWELチャイルドアカデミーの「胎教コース」では、安定期に入った妊婦さんを対象に、正しい栄養の摂りかたのコツなどの食事指導を実施しています。
さらに食事面だけでなく、胎児とのかかわり方や出産・産後の過ごし方も含む妊娠全般にわたってお教えしています。
胎教コースを受けて生まれてきた赤ちゃんは、「表情が豊か」「情緒が安定している」「夜泣きをほとんどしない」などの特徴がみられます。
詳しくは「胎教コース」をご覧ください。