1歳の子どもが「食事中に立ち上がってウロウロしてしまう」というお悩みはよく聞かれます。
この時期の子どもは、「座って食べ続ける」力が成長過程にあるのです。
気が散ってしまうのは自然なこと
食事は1日3回、毎日繰り返されるものです。
「食事は楽しい時間にしたい」と思われる子育て中のママ・パパは多いはずです。
それなのに、子どもが食事中に立ち上がってウロウロし始めると、
「しつけができていないのかしら」
「このままで大丈夫なのかな」
などとと不安になってしまいますよね。
でも、大丈夫です!
1歳の子どもにとって、座って食事を最後まで続けることは、まだ難しいのです。
座り続けられないのは、興味関心が広がり、身体を動かしたい気持ちが強くなるためです。
気が散ってしまうのは自然なこと。
落ち着きがないわけでも、しつけができていないわけでもありません。
成長の過程で見られる自然な姿なのです。
少しずつ食事の時間が楽しくなるよう、働きかけていきましょう。

食事の時間は15~20分程度
1歳児の食事時間は、15~20分程度を目安に考えましょう。
立ち上がったときは、無理に座らせる必要はありません。
追いかける必要もありません。
立ち上がった時に追いかけてしまうと、
「歩けばママが追いかけて食べさせてくれる」と覚えてしまうからです。
立ち上がったら、
「ごはんはおしまいかな?」と穏やかに声をかけます。
席に戻れなければ、その時点で終了してOKです。
「ごちそうさまだね」と声をかけて、切り上げましょう。
歩き回りながら食べると、誤飲の危険もあるためオススメできません。
一方、「手づかみ」で食べようとしたら、それは許してあげてください。
「手づかみ食べ」ができるようになると、
食べさせてもらう「受け身の食事」から、自分で食べ進める「能動的な食事」へと変わっていきます。
その結果、食事に集中しやすくなるのです。
おにぎり、パン、おやき、チヂミ、フレンチトースト、人参グラッセなど、手づかみ食べしやすい食事を選ぶとよいでしょう。
教えて!先生171「まだスプーンが使えない」でお伝えしましたが、スプーンのおけいこは1歳1か月頃からが目安です。
手づかみ食べと平行して、無理のない範囲で取り入れていきましょう。
環境づくりが大切
1歳の子どもは、好奇心が旺盛な時期です。
「食べること」に気持ちが向くよう、環境を整えてあげましょう。
- テレビを消す
- おもちゃを片づける
- 大人も一緒に座って食べ、「おいしいね」と声をかける
食事の最後まで座れていなくても大丈夫です。
少しでも座れた時間を、まずは認めてあげましょう。
そうした経験の積み重ねが、
「座って食べると気持ちいい」
「ここで食べるんだ」
という安心感につながっていきます。
1歳は「座って食べる練習の時期」です。
無理に座らせるよりも、短い時間でも「座って食べる経験」を大切に重ねていきましょう。
子どもの成長を信じて、ゆったりと見守っていけるといいですね。
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