楽しい子育て17「お父さんの役割」

こんにちは。EQWEL(イクウェル)チャイルドアカデミー大牟田・荒尾教室のひげ先生こと、田口圭二です。

新型コロナウイルスの影響で、学校のお休みが急に始まってから1ヶ月半。
子どもが家にいると自分の時間は持てないし、食事の支度やお掃除など、家事の負担も増えます。
不安なニュースを耳にしたり、家の中に閉じこもってばかりだと、だんだんイライラしてきます。

お父さん、子育てを母親まかせにしていませんか?

子どもがイタズラをしたり、行儀が悪かったり、わがままだったりすると、
「おまえのしつけが悪い」とお母さんを責めていませんか?

お母さんはそのたびに、ストレスをためこみます。
イライラした感情で子どもと接します。

そうすると母子関係が悪くなります。

子どもは落ち着きがなくなり、ますます行儀が悪くなっていきます。
そうするとまた、お母さんはイライラしてくる。

これの繰り返しです。

お父さん、子育てにもう少し関心を持ちましょう。

男の子はお父さんが世界で一番えらいと考え、
女の子はお父さんをモデルとして、異性とはどういうものかを学びます。

子どもはいつでもお父さんを観察しています。
お父さんとの触れ合いの中で、子どもの自我が成長していきます。

子どもの行動、言葉づかいをじっと見てみましょう。
お父さんの影響がとても大きいことに気づくと思います。
 
お父さんは、こう思っているかもしれません。

「誰だってそれくらいのことはわかっている。こっちは生活のため必死で働いている」

 
忙しい父親

 
本当にそうだと思います。

忙しいし、疲れている。
たまには家でゆっくりしたい。

そうなのです。
今の時代、親も子も忙しすぎます。

そこでお父さん、ひとつ提案があります。
一度ゆっくり休んでみましょう。

静かなところで1時間ほど、一人になります。
目を閉じて、ボンヤリします。
何も考えない。
肩の力を抜きます。

ほら、だんだんリラックスしてくるのを感じます。

まだ何も考えない。
頭の中は真っ白。
全身の力をスーっと抜きます。

そう、ますますリラックスが深まります。

さあ、今度は思い出してみましょう。
自分がまだ小さい子どもだった頃を。
 
お父さんが子どもの頃

 
お父さんの膝の上でユーラユラ。
抱っこされて、高い高い。
相撲をとって、お父さんをエイ、ドスーン!
肩車に乗っていい景色。

お風呂の中は、裸のつきあい。
お父さんの髪洗いは、荒っぽくてイヤだった。
背中ゴシゴシも強すぎた。

ほっぺたはヒゲでチクチク、わーわー言って逃げ回った。

たくさんの思い出が浮かびますね。
お父さんありがとう。

さあ、今度は僕の番です。

お父さんが僕にしてくれたように、僕もやってみます。
さっそく今から。

子どもは自分を認め、ほめて、愛してくれる人に対して、100パーセント心を開きます。
そして素直に、その人の言うことを受け入れてくれるのです。

父親と子ども