子どもは4歳〜5歳になると、言葉が達者になり、自分の考えを伝えられるようになります。
親子の会話がスムーズになって、コミュニケーションがますます楽しくなりますよね。
その一方で、反抗的な言動が増えたと、戸惑うかもしれません。
あれこれと屁理屈を並べてかんしゃくを起こすので、幼稚園や保育園で「先生やお友だちに迷惑をかけているのでは?」と心配する方が多いようです。
そこで今回は、4歳〜5歳の反抗期への対処法をお教えします!
「自己コントロール力」が未熟
4歳~5歳になると、言葉や自我が発達し、運動能力も高まり、できることが増えていきます。
日常会話がスムーズになることから、「意思疎通は問題なくできている」と感じるかもしれません。
しかし、この時期の子どもは、まだまだ「自己コントロール力」が未熟です。
嫌なこと、したくないことがあれば、感情にまかせて言葉を発します。
そのため、反抗的な言動が増えたように感じてしまうのです。
まずは、4歳〜5歳の子どもが反抗する時は、以下のような心理状態にあることを理解しましょう。
- 失敗したくない
責任感から「まちがえたくない」という心理が働くこともあります - 怒られたくない
大人から見ると大したことでなくても、子どもは「怒られるかも」と不安になっていることもあります - 自分が正しい
相手の立場になって考えることがまだうまくできないため、我を通そうとします - ほめられたい
自尊心の高まりから自分を良く見せようとして、理解を得られず感情が高まります
では、このような心理の子どもに、どのような対応をすれば良いのでしょうか?
気持ちに寄り添う
具体的なシチュエーションで対処法を考えてみましょう。
おもちゃを片付けるように言ったら、
「ママが悪いから片付けられない!」とキレられてしまった。
こんな時、どう反応しますか?
「なんでママが悪いのよ!遊んでちらかしたのはあなたでしょ!!」などというと、子どもを追い詰めてしまいます。
対処法①「気持ちを聞き出す」
「ママが悪いと思うんだね」と子どものせりふをそのままオウム返しします。
そうすることで、子どもは気持ちに共感してもらえたと感じます。
その上で、「どうしてそう思うのか教えてくれる?」と気持ちを聞いてみましょう。
子どもは自分の考えに向き合うことで、落ち着きを取り戻します。
対処法②「意識をそらす」
「あら~、おもちゃが散らかっているね。今から一緒に片付けよう!」と笑顔で声をかけます。
この声かけは『おもちゃが散らかっている』という事実を指摘し、これから取るべき行動を示しています。
親も一緒に行動しようとすることで、子どもは気持ちを切り替えることができます。
気持ちに寄り添いながら対処することで、子どもは少しずつ自己コントロール力を身につけていきます。
そうすれば、徐々に反抗的な言動は減っていくでしょう。
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