幼稚園や保育園ではさみを使い始めたり、
工作番組を見たりすると、
子どもはおうちでもはさみを使いたがります。
ただ、親としては、刃物を扱わせるなんて何かと心配ですよね。
そこで今回は、子どものはさみの始め時や扱い方のポイントについてお伝えします!

手は「第二の脳」
大脳の中の「手指」をコントロールする領域は、全体の約3割を占めています。
つまり、手指を動かすことで、脳の広い領域を刺激することができるのです。
そのため、手は「第二の脳」と言われています。
脳の神経細胞は、3歳までに60~80%ができあがると言われているので、この時期に指先を使うことで脳はたくさんの刺激を受け、思考力・言語力・運動能力などがぐんぐん発達していくのです。
その結果として、手先が器用な子は学力の高い傾向が見られるのです。
EQWELチャイルドアカデミーでは「幼児コース」の3歳クラスから
はさみ・おはし・折り紙・輪ゴムつなぎ・輪ゴムかけの取り組みを始めます。
手指を動かして、脳の広い領域を刺激する取り組みです。
早い子では、1歳6ヶ月ごろから
親指と人差し指の2本で小さいものをつまんだり、シールを貼ったりすることができるようになります。
指や手の力がついてくる2歳頃がはさみの始め時です。
おうちで遊ぶために、お子さま専用のはさみを準備することをオススメします。

はさみの選び方
どの家庭にも、はさみは必ずあると思いますが、危険性や扱いやすさを考慮して、お子さまには「子ども用のはさみ」を準備しましょう。
- 子どもの手に収まりやすい大きさ
大きすぎると扱いづらく、上手く切れないからと必要以上に力を入れてしまい、ケガにつながります。
子どもの手に合った大きさのものを選びましょう。 - 刃先が丸い
ふとしたことで、刃先が体に触れてしまうことがあるかもしれません。
万が一の時にケガをしにくいように、刃先が丸いものを選びましょう。 - 利き手に合わせる
はさみには「右利き用」と「左利き用」があります。
左利きの子どもが右利き用のはさみを使うと、ストレスを感じてしまいます。
利き手に合わせたはさみを準備しましょう。
はさみを使う時の注意点
子ども用のはさみと言っても、やはり刃物ですから危険が伴います。
「はさみを使うのは親と一緒にいる時だけ」ということをしっかりと教え、使っている間は子どもから目を離さないようにしましょう。
- 子どもが座ってから渡す
立ったまま渡すと、興奮して走り回るなど予想外の動きをしてしまい、ケガをする可能性があります。
座ったのを確認してから渡しましょう。 - まずはやって見せる
言葉で説明しても、子どもは理解できません。
ゆっくりと紙を切っているところを見せ、使い方を目で確認させましょう。 - 薄い紙から切ってみる
まだ握力が弱いので、画用紙などの厚手の紙は避けます。
折り紙など薄い紙から切り始めると良いでしょう。 - 子どもの手が届かないところに保管
はさみを使い終わったら、子どもの手が届かないところに保管しましょう。
子どもがいつでも取り出せるところに置くと、親が気づかないうちに触ってしまうことがあり、危険です。
はさみを使い始めた頃は興味津々なので、特に注意しましょう。
はさみには「危ない」というイメージがあるかもしれませんが、正しく使うことで、子どもの能力を高めることができる道具です。
ポイントをしっかり理解し、親子で楽しく取り組みましょう。

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