2月5日(日)に開催した
「さんすう・数学に夢中になれる子どもの育て方」セミナーには、対面・オンライン合わせて80名にご参加いただきました。
ありがとうございました!
「受験に関する考え方が古くなっていることに気づかされた」
「納得することがたくさんで、すごく楽しかったです」
など、私たちスタッフも大きな反響に驚いています!
そこで、ご参加が叶わなかったみなさまにも、セミナーの内容をお伝えします!
変わる大学入試
2021年1月から「センター試験」に代わる「大学入学共通テスト」が始まりました。
現在は移行期で、2025年から大学入試が完全に変わります。
改革後の入試は、これまで重視されていた「知識・技能」を問うものから、
「思考力・判断力・表現力」や「主体性・多様性・協働性」を問うものに移行します。
現在の中学3年生から、この改革後の試験を受けることになります。
知識の再現(つまり暗記)が重要視されていた内容から、社会に出て必要とされる能力を重視した試験に変わるのです。
「算数」と「数学」の違い
社会に出て必要とされる能力とは、具体的にはどんなことなのでしょうか?
突然ですが、ここで質問です。
「算数」と「数学」の違いをご存知ですか?
「算数」は生活に必要なスキルです。
計算、重さ、距離など、訓練すれば必ずできるようになります。
ただし、幼児期の生活体験が乏しいと苦手になる場合があります。
「数学」は筋道を立てて考える数学的思考をすること。
問題解決能力を身につける学問です。
この「問題解決能力」がこれからの社会で必要とされている能力なのです。
そのため、「数学」は特に重要な教科です。
「数学」に夢中になれる人は、幼児から小学生の時期に「数学的思考力」が育まれています。
「算数」の得意・不得意は、あまり関係がないのです。
では、幼児から小学生の時期に「数学的思考」を育むにはどうしたら良いのでしょうか?
そこには、7つのポイントがあるのです!
「数学的思考力」を育む7つのポイント
①語彙力・読解力を高める
幼児期から「なぜ」「どうして」「もしも」など、いろいろな言い回しを聞かせましょう。
EQWELチャイルドアカデミーのレッスンでは、フラッシュカードで語彙力をつけるだけでなく、「もしも~だったら?」などといった質問を投げかけて答えるおけいこをしています。
②運動・音楽
運動そのものに空間認識力を高め、感覚統合をする作用があります。
EQWELの年少以下のクラスでは、運動のメニューやリズム遊びなども取り入れています。
また、様々な情報を音楽(歌)を通して吸収していくので、お勉強という感覚がないまま楽しんで知識を得ています。
③絵・図・表に触れる・描く
たくさん絵を描くことで平面や立体をバランスよく捉えることができます。
そうすると、一見難しそうな問題も、自分で描いた図形やグラフを手がかりにして解くことができるのです。
カレンダーなどの活用も効果的です。
EQWELのレッスンでは、マス目を使った取り組みがたくさん出てくるので、事象を行と列で分析するマトリクス(座標)の考え方を、楽しみながら身につけることができるのです。
④積木・ブロック・工作
折り紙を折ったり、ハサミで切ったり、のりやセロテープで貼ったりする工作は、空間認識力、創造力、集中力を育てます。
部屋は散らかってしまいますが、数学的思考を育てたいなら容認するべきです。
子どもは本来“お片付け”はできないもの。
せっかくの機会なので、お片付けのトレーニングと考えましょう。
EQWELのレッスンでは、小さい時期から積木やパズルの楽しさに触れて、力をつけています。
⑤イメージ・思考させる
自分の言葉で説明したり、「なぜ?」と疑問を持たせたり、「どうしたらいい?」と方法を考えさせたりしましょう。
EQWELのレッスンでは、なぞなぞ、スリーヒントゲームなどでこの力を育てます。
⑥戦略ゲームをする
幼児期にトランプや将棋をすることで、関数につながる座標感覚を身につけます。
⑦試行錯誤させる(時間を与える)
試行錯誤は成功につながります。
中学生以降は、中間・期末のテストや部活動に追われ、試行錯誤する時間はほとんどありません。
時間がたっぷりある幼児・小学生の時期だからこそ、何度も失敗する経験をさせることができます。
失敗した経験をもとに振り返り、改善策を考えて実行し、成功へとたどり着く練習をしましょう。
EQWELのレッスンで使っているプリントは、実は、試行錯誤のおけいこなのです!
参加者の感想
セミナーにご参加くださった保護者のみなさまは、早速この「7つのポイント」を実践されています。
ブロック遊びや図形の教材で遊んでいる様子を送ってくださいました。
セミナー後にいただいた感想の一部をご紹介します。
- 男の子(6歳)の保護者様
納得することがたくさんで、すごく楽しかったです。
自分が普段子どもにしている働きかけが数学に関係するとは思っていなかったので、ビックリしました。
変わらず楽しみながら子育てしたいと思います。 - 男の子(1歳)の保護者様(元小学校教師)
印象に残ったのは「応用ができないのは、実は基礎ができていないから」という言葉。
「基礎は簡単なもの」という思い込みがあった。
これからは、基礎を大切に繰り返していきたい。
自分の受験に関する考え方が古くなっていることに気づかされた。
そういった情報もこれからどんどん吸収したい。 - 女の子(5歳)の保護者様
全体把握、予測、見通しを考えて声かけしたことがなかったので、取り入れたいと思います!
とても反響が大きく、私たちスタッフもとても嬉しく思っています。
レッスンでの取り組み、そして、ご家庭での取り組みがより具体的にご理解いただけたことと思います。
「7つのポイント」はすぐに実践できることばかりですので、ぜひ、今日から始めてください♪