ひらがなや数字を覚え始める5歳。
「親の責任としてしっかり覚えさせなければ!」と焦ったり、
「小学校入学前に勉強を習慣化させなくては!」と意気込んでいる方がいらっしゃいます。
勉強を好きになるか、嫌いになるか。
いまがまさに、お子さまの一生を決める岐路なのかもしれません。
せっかくなら勉強が好きな子に育ってほしいですよね?
そこで今回は、学習時間を上手に、楽しく習慣化させるコツをお教えします!
「親が楽しく学ぶ姿」を見せる
まずは、お父さん・お母さんが机に向かい、日記を書いたり、本や新聞を読んだりして、楽しく学ぶ姿を子どもに見せましょう。
親が楽しそうに何かをしている姿は、子どもに「自分もやってみたいな」という意欲を促します。
机に向かう前にはテレビやYouTubeを消し、子ども用の鉛筆や紙、迷路や積み木などをとなりに用意しておきましょう。
子どもと「15分間」一緒に楽しむ
子どもがとなりに座り、置いておいた迷路などに興味を示し始めたら、
「一緒にしよう!」と誘ってみてください。
自ら何かをしようとした時、がんばっている時、できた時など、
「がんばったね」
「すごいね」
「楽しいね」
と子どもが喜ぶ言葉をかけて、たくさんほめてあげてください。
うまくできないときは、フォローしてあげましょう。
時間は15分間で十分です。
子どもが集中力を持続できる時間は【年齢+1分】と言われています。
15分も集中できるなんて、とってもすごいことなのです。
お父さん・お母さんと一緒に机に向かうことで、子どもは見守ってもらえる安心感に包まれます。
ほめられることで、子どもの自信とやる気も育ちます。
一緒に「目標」を決める
机に向かえるようになったら、お子さんの名前を書いて見せてあげてください。
そして、文字を書いてみるよう誘います。
まずは画数の少ない一文字(「く」「へ」など)から始めるとよいでしょう。
数字も画数の少ないものからスタートします。
同じ文字を1週間続けて練習します。
一文字書けたら、次の文字にも挑戦。
「次はどれを書く?」と子どもに選ばせるのもよいでしょう。
画数の少ないものから始めることで、達成感と自信を促します。
文字を書くことが楽しくなってきたら、
おじいちゃん・おばあちゃんに手紙を書く
お友だちにバースデーカードをプレゼントする
絵日記を書く
など、子どもと一緒に「目標」を決めます。
子どものテンションが上がる目標を一緒に決めると、ひらがな・数字を書く15分はあっという間に過ぎてしまいます。
「できるようになると楽しいね」
「楽しかったね」
「毎日続けるってすごいね」
など、パパ・ママが積極的に声をかけてあげて、子どものやる気をキープしましょう。
夕方はお子さんが疲れていたり、お母さんの時間がとれなかったりしますよね。
朝の時間を活用するのがオススメです。
「朝は子どもの頭がスッキリして、勉強がはかどります」という話をよく聞きます。
いつもより15分早起きして、登園前に机に向かうことを習慣化させましょう。
少しずつ、毎日続けていれば、進んで勉強するお子さんに成長しますよ。
将来が楽しみですね!