「子どもの教育に暗唱が良い」
そう聞いたことはあるけれど、
具体的にどんな効果があるのかわからないという方、結構いるのではないでしょうか。
記憶力と脳の回路の質を高める
暗唱とは、覚えた文章を何も見ないで言うことです。
暗唱を繰り返すと、記憶力や脳の回路の質を高めると言われています。
EQWELチャイルドアカデミーでは、暗唱は「無理やり覚えること」ではないとお伝えしています。
繰り返し耳にする言葉が、いつのまにか自分のものとなって、すらすらと自分の口から飛び出してくること、これが「暗唱」です。
子どもはアニメなどの歌を繰り返し聞いていると、いつのまにか口ずさむようになっていますよね。
子どもに「覚えなさい」なんて一言も言っていないのに、楽しそうに覚えて歌います。
この「楽しい」が大事なのです。
EQWELでは、0歳から12歳まで、全学年で暗唱に取り組みます。
ただし、言葉がはっきりしてくるのは2歳以降です。
それより小さい子どもには、童謡を聴かせたり絵本を読みきかせたりします。
これが「暗唱」の始まりなのです。
2歳児は、4月に1話5文字程度からスタートすると、3月には1話100文字程度のものまで暗唱できるようになります。
暗唱を繰り返していると、耳にしてから覚えるまでの時間がどんどん短くなっていきます。
例えば、10回聞いて覚えていたのが、5回になり3回になり・・・。
より少ない回数で、情報が頭にしっかり入るようになります。
そうなると、幼稚園などで先生が指示したことや教えたことが、一度でしっかりと子どもの頭に入るようになるのです。
感性、語彙力、表現力が高まる
言葉にたくさんふれることで、語彙力が爆発的に増えます。
言葉が増えると、表現力も豊かになります。
わずか3歳の子どもから、半熟卵のとろ~りとした黄身を目の前にして
「わぁ~、夕日みたい」という言葉が飛び出したりするのです。
(この様子はブログ「半熟卵に魅せられて」をご覧ください)
これは、暗唱で覚えたことが知識として定着し、その知識を自分なりに使いこなすことができるようになったと考えられます。
副産物的な効果ですが、のちの文章力や読解力につながっていきます。
暗唱は、子どもが楽しめる素材さえあれば、いつでもどこでも取り組める脳トレです。
暗唱することで、ただ記憶力がつくだけでなく、脳の質が変わっていきます。
スラスラと覚えて、いつでもその記憶を引き出せる脳を手に入れることで、学習を楽しみ続けることができます。
さらに、感性・語彙力・表現力が豊かになるなど、子どもの能力が高まり、可能性が無限に広がっていくのです。
親子一緒に「楽しい暗唱」に取り組んでみてはいかがでしょうか?