ハイハイができるようになるまで、赤ちゃんはただ寝てばかりいるように感じますが、
実は、この時期に運動機能を鍛えることで脳が活性化し、6歳以降の集中力・判断力などが上がるということをご存知でしょうか?
赤ちゃんに効果的な運動を知って、将来の可能性を広げてあげましょう!
赤ちゃんの体・感覚は成長している
赤ちゃんの運動機能は、上から下に発達します。
↓
腕や肩が大きくしっかり動かせる
(可動域が広がる)
↓
腰が安定する
↓
足が使える
この発達の順序に従ってうつぶせ運動・バランス運動・引き起こし運動・ぶら下がり運動を行って、ハイハイ・歩行につなげていきましょう。
さらに、人間には五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)以外に「前庭感覚」「固有感覚」があります。
これをを知っていると、どういった動きが何に効果的なのかを理解することができます。
- 前庭感覚
地球の重力に対する自分の体の位置や傾き、動きの速さ・加速・揺れ・停止など、身体のバランスや動きを知る感覚 - 固有感覚
筋肉の伸縮や関節をどれくらい曲げたり伸ばしたりしているかなど、体のさまざまな部分の位置や動きを知る感覚
運動機能が発達すると、6歳以降の集中力や判断力などが上がることがわかっています。
赤ちゃんの発達に合わせて、効果的な運動を毎日の生活に取り入れましょう!
おすすめの運動
運動と言っても赤ちゃんとふれあいながら、遊び感覚でできるものばかりです。
話しかけたり、微笑みかけたりしながら行いましょう。
生後0か月〜「うつぶせ運動」
■方法
首の後ろを支えて、ゆっくりとあおむけからうつぶせにしてみましょう。
顔を左右どちらかに向けられるかどうかを見てみましょう。
■ねらい
頚椎や脊椎、腰椎の筋肉を刺激して体幹部分の順調な発育を促します。
■注意点
下に敷くバスタオルやマットなどは少し硬めのものを用意して、呼吸を妨げないようにします。
うつぶせにしている間は目を離さないようにしましょう。
苦しそうなら抱き上げましょう。
生後1か月〜「バランス運動」
■方法
赤ちゃんの顔のほうにママが座り、うつぶせの状態でボールにのせましょう。
ママが名前を呼んだときに少しでも顔を上にあげられたら、そのままでゆっくり「右」と言いながら右に傾け、「左」と言いながら左に傾けましょう。
泣き出さないようなら、ゆっくりと前後にも動かしてみましょう。
■ねらい
前庭感覚を刺激して、平衡感覚を養います。
■注意点
強く不安がったり、泣き出したりする場合は、ボールを動かさないで、あやすだけにしてみましょう。
生後2か月〜「引き起こし運動」
■方法
あおむけの状態で「◯◯ちゃん、引き起こし運動しようね」と呼びかけながら、目と目を合わせて、ママの親指を赤ちゃんの小指側から差し込み、手首の関節をホールドするように持って引き起こします。
■ねらい
首・背中・腕の筋肉を鍛えるとともに、脊椎や延髄への刺激にもなります。
■注意点
急な動きや目が合っていなかったり、激しく泣いていたりする場合は避けましょう。
速すぎる動きも避けましょう。
※生後3か月で約6割の赤ちゃんが首がすわります。
生後5か月〜「ぶら下がり運動」
■方法
お座りの状態で、ママの両手の親指を握らせ、そのまま引き上げて立たせた後、床から少しつま先が上がる程度にぶら下がらせます。
目と目を合わせて3〜5秒ぶら下がったら、ゆっくりおろします。
■ねらい
両手の握力・両腕の筋肉を強化します。
■注意点
目と目が合っていなかったり、激しく動くようなら、落ち着いてから行いましょう。
EQWELチャイルドアカデミーの「HappyBabyコース」では、生後0~5か月までの赤ちゃんの成長に合わせた適切な働きかけをお伝えしています。
また、子育てのお悩みにもアドバイスを行います。
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