◯づけ子育て22「◯づけの効果が出ない」

「◯づけ」とは
カウンセリングのエッセンスを利用して、親子関係をまるく円滑にする、新しいコミュニケーション法です。
EQWELチャイルドアカデミー5教室を運営するユニバーサルアカデミーの社長であり、ひげ先生と親しみを込めて呼ばれている田口圭二先生が編み出したものです。
(これまでの◯づけ子育てはこちら

よくある子育てのお悩み⑤
「◯づけの効果があまり出ないのですが・・・」
お悩み①「子どもがとにかく言うことを聞いてくれないんです」
お悩み②「正しい叱り方が出来ているのか気になります」
お悩み③「子どもの生活リズムが乱れて困っています」
お悩み④「反抗期の子どもにはどう対応したらいいですか?」

子どもの出来ないところばかりを見て、心配し過ぎたりガミガミ叱ったり・・・。
そんな「✕づけ」とも言える子育てを長い間続けてくると、「◯づけ」の効果がなかなか出ない場合があります。

短所ばかり指摘され続けていると、子ども自身が「自分はダメな人間なんだ」と思い込んでしまうことがあります。
それがある日、「すべて◯」と言われても、にわかに信じがたいわけです。
すぐに適応する子どももいますが、混乱してしまう子どももいます。

お子さんによっては、親の声に敏感になりすぎていることもあります。
今まで何度も怒られてきた経験から、親の声を聞いただけで、「イヤだ!」と無意識のうちにココロをシャットダウンしてしまうのです。

「聞きたくない」はそのうち「聞こえない」に変わっていき、聴力的な問題はないのに、本当に親の声が聞こえない状態になってしまうことも・・・。

こうして、ココロがさらに傷つくことから自分を守っているのです。
もちろんこれは、子どものせいではありませんよね?

親の声を聞きたくない

声のトーンから変えてみる

「◯づけ」の効果がなかなか出ないと感じたら、まずは、話しかける際の声のトーンから変えてみましょう。
声のトーンを少し低めにして、ゆったりとしたペースで話します。

さらに、笑顔を絶やさずに子どもの顔をしっかり見て話しましょう。

このような非言語要素から、子どもは親の愛を感じ、

「自分は愛されているんだな」
「愛される価値がある人間なんだな」

と少しずつココロが前向きに変わっていくでしょう。

子どもはコトバをたくさん知りませんから、コミュニケーションをする上で、コトバよりも表情や声から親の愛情を感じ取っていることが多いものです。

これまで「✕づけ」をし続けた分を取り戻す気持ちで、まずはゼロポイントを目指しましょう。
お子さんは少しずつかもしれませんが、必ず変わっていきます。
また、お母さん・お父さんはお子さんの変化を見逃さずに「◯づけ」していきましょう。
そうすれば、変わるスピードが早くなります。

同時に、お母さん・お父さんは、ご自身にも必ず「◯づけ」をしてください。
くれぐれも結果を急いで、自分を責めたりしないでください。
どんな小さなことでも、出来たことに「◯」をして、ハッピーな気持ちでいることが大切です。

子どもの成長を気長に見守りながら、揺るぎないココロで包みこんであげましょう。
そうすれば、お子さんのココロは安心し、次第に前向きになっていきます。

親子で◯づけ

私たちEQWELチャイルドアカデミーは、子育てに向き合うみなさまを全力でサポートしています。
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次回は、壁にぶつかった時の対処法についてお話しします。