教えて!先生74「英語が勉強になる前に」

英会話はできるだけ小さい頃から始めた方が良いとは聞くものの、
何から始めれば良いのか、
何が効果的なのか、
情報があふれるネット社会だからこそ、迷ってしまう保護者の方が多いのではないでしょうか。

そこで、幼児教育に長年携わってきた講師が結論づけた最も効果的な英語習得法をご紹介します!

2020年から小学校での英語教育(外国語科)が必修化されています。
英語が“勉強”になる前に、英語耳・英語脳を身に着けましょう!
  

大量の「音」を聞かせる(英語耳を作る)

生活音やBGM感覚で無意識のうちに英語の音が耳に入ってくる
大量に、繰り返し、英語が聞こえてくる

この環境を与えてあげることが、最も効果的な英語習得法です。
無理やり聞かせたり、理解させようとすると子どもは拒否してしまいます。
自然に、なんとなく英語の音が耳に入る程度が良いのです。

なぜ、英語を聞くことが大切なのか。
それは、幼児期は聞き取りの黄金期だからです。

6歳までは「どんな音」も聞こえています。
逆に、6歳を過ぎると「聞いたことがある音」しか聞き取れなくなります。

日本語と英語の周波数は、全くと言っていいほど違います。
日本語の周波数が125~1,500ヘルツであるのに対し、英語の周波数は2,000~12,000ヘルツと高いのです。

また、日本語に比べて、英語の音は圧倒的にたくさん存在しています。
英語の「あ」の発音を例に挙げてみましょう。
 

英語の「あ」の発音
  1. 口を大きく開ける「あ」
    (top, rock, box…)
  2. 「あ」と「え」の中間の「あ」
    (apple, cat, fat…)
  3. 短く「あっ」と発音する「あ」
    (cut, but, love…)
  4. わずかに口を開け適当に発音する曖昧音の「あ」
    (about, observer…)

日本語の「あ」の発音は1種類だけですが、英語の「あ」にはこのように微妙な音の違いがあるのです。
他の母音にも、子音にも、日本語にはない音がたくさん存在しています。

成長するにつれて、この微妙な違いが聞こえなくなっていくのです。

さらに、英語の「歌」やネイティブの会話を聞くと、単語と単語が連なり、音の変化(=リンキング)が起きます。
 

リンキングの例
  • meet you →ミーチュー
  • go away →ゴウワウェイ

幼児期は全ての周波数に対応できる耳をもっているので、このような細かい音を正確に聞き分けることができるのです。

私たちはこのような細かい発音やリンキングまで聞き取れる耳のことを「英語耳」と呼んでいます。

この時期を逃さず、耳を鍛えるために、英語の音を「大量に」「繰り返し」聞かせることが大切なのです。

言葉を理解し始めると、この吸収力が徐々に減っていきます。
何も理解できない、まだ柔軟に自然に受け入れられる幼児期こそ、大量の英語の音を聞くとこが重要なのです。

 
英語耳をつくる

 

大量の「文」を聞かせる(英語脳を作る)

絵本などの短い文、会話文、フレーズを繰り返し聞かせていると、英文の形が自然に分かるようになり、英語を英語の語順で捉えることができるようになります。

私たちはこれを「英語脳」と呼んでいます。

英語脳でない場合、英語を読んだり、聞いたりした時、文を後ろから日本語に訳そうとします。
 

英語理解の違い
例) I bake sweet potatoes in the oven.

  • 英語脳ではない場合
    「私は(I)」と訳した後に「オーブンで(in the oven)、スイートポテトを(sweet potatoes)、焼きます(bake)」と後ろから一つずつ日本語に訳す
  • 英語脳の場合
    「私は(I)、焼きます(bake)、スイートポテトを(sweet potatoes)、オーブンで(in the oven)」と前から英語の語順で理解する

日本語回路のまま英語を理解しようとすると、スピードについていけず、流暢に英語を使うことができません。
英語脳ができていれば、英語を英語のまま記憶し、日本語を介さずスピーディーに理解できるようになります。

英語脳の存在は、脳科学で照明されています。
大量の英語を繰り返し聞くことで、自然に脳が反応して英語の回路ができて英語脳になるのです。

 
英語脳をつくる

 
EQWELチャイルドアカデミーの英語レッスンでは、1年間で6000語・1000文という圧倒的な語彙数に触れます!!
これは、高校卒業レベルです!

英語を英語のまま吸収できるよう、すべてレッスンは英語で行われます。
大量のフラッシュカードや英語の絵本の読み聞かせ、アクティビティではアウトプットを促進させる繰り返しのフレーズや質問と答えのやり取りを行います。

幼児クラスは保護者と一緒にレッスンを受ける為、大人も一緒に英語を学ぶことができるのも隠れたメリットです!

おうちでも、レッスンで出てきた単語やフレーズを使って、親子で英会話する時間を作って楽しんでいただいています。
読み聞かせや、親からの声かけのコツなど、毎日英語に触れる環境づくりもサポートします。

幼児期はとにかく大量に、そして繰り返しのトレーニングで「英語耳」「英語脳」という英語を学ぶ上で最も大切な土台を作ることが大切です。
私たちEQWELチャイルドアカデミーは、30年に渡って脳科学を根拠に、発達にあわせた効果的なレッスン、取り組み、教材を提供しています。
体験レッスンは無料ですので、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。