◯づけ子育て20「生活リズムの乱れ」

「◯づけ」とは
カウンセリングのエッセンスを利用して、親子関係をまるく円滑にする、新しいコミュニケーション法です。
EQWELチャイルドアカデミー5教室を運営するユニバーサルアカデミーの社長であり、ひげ先生と親しみを込めて呼ばれている田口圭二先生が編み出したものです。
(これまでの◯づけ子育てはこちら

よくある子育てのお悩み③
「子どもの生活リズムが乱れて困っています」
お悩み①「子どもがとにかく言うことを聞いてくれないんです」
お悩み②「正しい叱り方が出来ているのか気になります」

子どもにとって、規則正しく生活することはとても大切なことです。
子どもに規則正しい生活を送らせる方法はたった1つ、お母さんお父さんが規則正しい生活をすることです。

起床、朝食、昼食、夕食、お風呂、就寝。
これらの時間を決めて、毎日守りましょう。

また、起きたらすぐにラジオをつけるとか、朝食のあとに新聞を読むとか、昼寝の前に一杯の水を飲むとか、お風呂のあとに歯磨きをするとか、一日の流れをパターン化して、出来る限り守るようにします。

パターン化すると、いつもと同じ一日が繰り返されていることを実感し、子どもに安心感が生まれます。
また、次にすべきことがわかるので、先を予測して動く能力も育ちます。

そうは言っても、お仕事の都合もあるでしょうし、毎日規則正しい生活を送ることが難しい方もいらっしゃるでしょう。

私が講師を務める子育て教室にも看護師のお母さんがいらっしゃいました。
そのときのお話をしましょう。

看護師 ワーママ
※写真はイメージです

きちんと説明すること

お子さんは5歳の男の子。
いつもお母さんのスカートをギュッと握りしめていました。
お母さんが少しでも離れると、ギャーギャーと泣き叫びます。

それを見て、私はお母さんのお仕事の影響かなと思いました。
看護師のお仕事は夜勤があったりして勤務時間がバラバラです。
そのため、いつお母さんがいなくなるんじゃないかと、お子さんが情緒不安定になっているのではないかと思ったのです。

そこでお母さんに仕事に行くときは、必ずお子さんに声をかけて、お母さんの予定をしっかりと説明してあげてほしいとお願いしました。

「今から仕事にいってくるね。6時には帰ってくるから。安心してね」
という感じです。

仕事以外も同様です。

「今から買い物にいくからね。スーパーに行って、3時に帰るよ」
「お風呂に入るからね」
「トイレに行ってくるよ」

帰ってきたら子どもに必ず「◯づけ」することもお願いしました。

「よく待っていてくれたね、ありがとう!」

この一言が大切です。

この時は3週間くらいで効果が現れました。
お子さんの情緒が安定して、激しく泣きわめくことがなくなってきたのです。

お母さんお父さんの生活リズムを正すことが難しい場合は、子どもが少しでも安心できるように、わかりやすく、きちんと説明してあげましょう。

また、子どもが寂しさと戦っていることを忘れずに、たくさん「◯づけ」してあげてくださいね。

私たちEQWELチャイルドアカデミーは、子育てに向き合うみなさまを全力でサポートしています。
まずは、お気軽に無料体験レッスンにお越しください!

 
次回は、反抗期についてお話しします。