小学校入学が近づいてくると、わが子の色々なところが気になり始めます。
先生の言うことが聞ける?
学校の決まりを守れる?
授業で発表できる?
そんな視点でわが子を見ていると、良いところが見えなくなり、できないところばかり目についてしまいます。
「わが子には『いい子』でいてほしい」
どんな親でも望むことかもしれませんが、それは親の「見栄」なのかもしれません。
子どもの『本当の姿』を見ることができていますか?
叱ってばかりいると、親子関係は悪くなる一方です。
そんな悪い循環をガラッと変える方法をお教えします!
「短所」を「長所」に捉え直す
親には「短所」に見えることでも、長い一生を生きていく上では、素晴らしい「長所」であるかもしれません。
子どもの「短所」を「長所」として捉え直してみませんか?
例えば、習いごとの場面で・・・
- 練習や宿題を次のレッスン間際にならないとやらない
→度胸がある!直前の集中力がすごい! - お友だちの前で発表ができない
→思慮深い!周りをよく見ている!
このように捉え方を少し変えるだけで、「短所」は「素晴らしい長所」に見えてきます。
「短所」と「長所」は表裏一体なのです。
「長所」はほめることでぐんぐん伸び、その子の個性として輝き始めます。
できて当たり前は「当たり前」ではない
大人の私たちが「できて当たり前」と思っていることは、5〜6歳の子どもにとっては「当たり前」ではありません。
まだこの世に生まれて5〜6年。
できるだけで素晴らしいことなのです。
ハードルを上げず、わが子の「リアル」を見つめてあげてください。
- 文字が雑で丁寧に書いてほしい
→もう字が書ける! - 習いごとがなかなか上達しない
→一生懸命取り組んでいる!嫌がらずに通っている! - 枠からはみ出して絵を描く
→もう絵が描ける!スケールが大きい!
良いところを見つけてあげることで、親と子どもに良い循環が生まれ、楽しい子育てができるようになります。
「ネガティブ」に捉えがちなことを「ポジティブ」に変換できるようになると、
子どものことだけでなく、他人のこと、そして誰よりも自分のことを許せるようになります。
まじめな方ほどわが子に厳しく接する傾向がありますが、それは自分に対しても然り。
わが子の「良いところ探し」は、親の精神衛生にも良い影響を与えてくれますよ。