小学生になると、口答えや屁理屈を言うようになります。
言葉だけでなく、叩いたり蹴ったりしてくる子もいます。
そんな時に正面からぶつかると、親子喧嘩が始まってしまいますよね。
「このまま親子の関係が崩れてしまうのではないだろうか」と心配する方もいらっしゃるようです。
そこで今回は、小学生の反抗期の対処法をお教えします。
反抗する理由
子どもはいつも、親に「認めてほしい」「ほめてほしい」と思っています。
その思いが叶えられないと、反抗という形になって表れます。
子どもが反抗的な態度をとった時は、叱ったり言い返したりするのではなく、話を聞いて寄り添う姿勢を示すと子どもは落ち着きます。
「子どもの言いなりになってしまうのは良くない」と考える方もいらっしゃいますが、
『子どもの話に共感すること』と『言いなりになること』とは全く違います。
子どもが「◯◯したくない」と言ったら
「そうか◯◯したくなかったんだね」とオウム返しをしましょう。
それだけで、子どもは「話を聞いてもらえた」と感じるのです。
子どもが「面倒くさい」と言ったら、「面倒くさいんだー」で大丈夫です。
オウム返しのあとは、具体的な原因を聞き出します。
親「聞いてもいい?どんなことをしたくない?」
子「書くこと」
親「そうか~、書くことをしたくないんだね。それじゃ読むことはどう?」
子「読むのはいい」
親「読むのはいいんだね。じゃあまず読んでみよう!」
親は宿題を「しなくていい」とは言っていません。
まずは机に向かわせて、徐々に宿題をするように誘導していくのです。
そのぶれない姿勢が子どもに伝わります。
「したくない」「面倒くさい」は学習の場面でよく聞かれます。
子どもと一緒に話し合い、できるだけ子どもに発言させて決めていくと改善されていきます。
「能力」ではなく「努力」をほめる
子どもは常に自分の存在価値を親に確認しようとします。
そのため、親が何についてほめるているかに敏感です。
親がいつも「頭がいいね」「天才だね」「100点すごいね」など「能力」をほめていると、子どもは悪い結果が出た時に「能力が無いからだ」と決めつけてやる気を失い、チャレンジしなくなります。
反対に「最後までやり抜いたね」「問題をしっかり読めたね」「今日は◯分も勉強ができたね」など「努力」をほめていると、子どもは努力することを学び、自信がつき、いつも前向きにチャレンジできるようになります。
しっかりと自信がつくようにほめてあげましょう。
子どもが親に反抗をするのは、甘えられる存在だからです。
「話を聞く」「努力をほめる」という2つを続けることで子どもとの信頼関係が構築でき、子どもの反抗的な態度はどんどん減っていきます。
お子さまとの会話を見直してみてください。
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