こんにちは。EQWEL(イクウェル)チャイルドアカデミー大牟田・荒尾教室のひげ先生こと、田口圭二です。
「楽しい子育て」連載の5回目は、子育て中のイライラを、とても簡単に解消する方法お伝えします。
たくさんのお父さん・お母さんが
「このままではいけない。どうにかしたい。自分が変わらなければいけない」と考えていらっしゃると思います。
でも、どうしたらいいのかわからない。
そのために、かえってイライラして、ストレスになっていく。
「自分が変わらなければ・・・」とまじめに考える方ほど、ストレスがたまります。
ストレスいっぱいの心と体を、心身ともにリラックスさせる、とても簡単な方法があります。
【自律訓練法】です。
「訓練法」というと、何か一生懸命に練習するような感じがしますが、そうではありません。
1日10分ほどの練習をするだけで、誰でもマスターすることができます。
道具もいりません。
自律訓練法は、ドイツのシュルツ博士によって確立されました。
ヨーロッパを中心に、世界各国へ広く普及しています。
日本でも、主な大学病院や開業医の先生方も、治療法のひとつとして使っています。
この自律訓練法には『六つの公式』があります。
- 腕・脚が重たい
- 腕・脚が温かい
- 心臓が静かに脈打っている
- 楽に呼吸している
- お腹が温かい
- 額が涼しい
一つひとつの公式を感じてください。
「なかなか重たくならない」と思わないで、「重たくなった」「温かくなった」と単にそう思うだけで良いのです。
それぞれを1分間ずつ行います。
一度に六つしてもいいし、難しいと思った人は①だけを何日かして、②,③と進んでも良いのです。
この公式をひとつずつこなしていくと、深い集中が得られ、同時に意識のコントロールが上手にできるようになります。
⑥のあとに、「問題となっている事柄が、気持ちよく解決している」と短い言葉で自分に言い聞かせます。
例えば
「私は気持ちが落ち着いている」
「私はいつも穏やかです」
などのように、肯定文で言い切ります。
“自分の中にいるもう一人の自分”を意識することが基本です。
“自分の中にいるもう一人の自分”に語りかけることによって、問題を解決していくのです。
最初の1〜2回は、誰かに習った方が良いと思います。
重い病気の人はしてはいけない場合もあります。
ただ、どんなにすばらしい方法でも、続けなければ結果は出ません。