こんにちは。EQWEL(イクウェル)チャイルドアカデミー大牟田・荒尾教室のひげ先生こと、田口圭二です。
子育ての基本は、「認めて」「ほめて」「愛する」ことです。
しかし、子育てには「愛」と「厳しさ」の両方が必要です。
車の両輪と同じで、どちらが欠けても子育てはうまくいきません。
愛についてはこれまでもたくさんお伝えしてきましたので、今回は「厳しさ」について書きたいと思います。
子どもがいけないことをしている時は、いけないことはいけないと叱る「厳しさ」が必要です。
「厳しさを伝える」には、4つのポイントがあります。
- わがまま
- いじわる
- ウソ
- 反抗
子どもがこの4つの行為をしているときに厳しく叱らなければ、子どもが間違った方向へ育つ“芽”ができてしまいます。
次に「愛を伝える」4つのポイントです。
- 子どもの良いところを見る
- 全てはプロセス
- 一人の人間として尊重する
- そのまま「◯(まる)づけ」をする
「愛を伝えるポイント」と「厳しさを伝えるポイント」は、矛盾するものではありません。
子どもが厳しさの4つのポイントを犯した時だけ、厳しく叱るのです。
子どもがいけないことをしているのに、愛を伝えるポイントを当てはめるのは間違いです。
中途半端な厳しさで接したり、自分の気分の都合で許したりしていると、子どもが迷います。
子どもの心の中の「善悪の基準」があいまいになります。
具体例で説明しましょう。
子どもがウソをついたとします。
親の機嫌がたまたま良くて許してしまうと、子どもは再び、同じウソをつきます。
ところが今度はイライラしていて、「どうしてそんなウソをつくの!」と怒ります。
子どもは「許されたこと」が本当なのか、「怒られたこと」が本当なのか、迷います。
このパターンが続くと、親子関係にヒビが入ってくるわけです。
子どもの心が、親を信頼しなくなるのです。
そして、とても大切なのは、叱っている時に優しい口調や表情をしないことです。
内容と表現が矛盾すると、子どもは叱られているのかどうか、わからなくなってしまうからです。
叱る時は、表情・口調も合わせて“厳しく”しましょう。
愛をしっかり伝えていれば、厳しく叱っても、親子の信頼関係は崩れません。
子どもを立派に育てるのは、親の務めです。
どんな子に育つかは、親次第なのです。
子育ては「夢そだて」です。
大きな夢、大きな志を育て、人をこよなく愛し、人を助けるような仕事をする人になってほしいと願う。
親自身がそんな夢を持って、楽しい子育てをしてほしいと思います。