1歳〜2歳の保護者様から、
「ジッとしていることができず、とても落ち着きがない」とご相談を受けることがあります。
確かに、ごはんを食べている時や遊んでいる時にあちこち動き回ったり、おもちゃを散らかしたりされると、困ってしまいますよね。
そこで今回は、幼いうちから集中力を育む方法、そして、集中力が高まるとどんな効果があるのかについてお教えします♪
集中力は年齢プラス1分
落ち着きがないことにお悩みの保護者様に
「一般的に子どもは何分くらい集中できると思いますか?」と尋ねると、
「10分」と答える方がいらっしゃいます。
正解はそんなに長くありません。
子どもの集中力の持続時間は年齢プラス1分が目安です。
1歳であれば2分、2歳であれば3分。
とても短いのです。
朝ごはんを食べるのに30分かかるとしたら、途中で遊びたくなったり、座っていることに飽きてしまうのは当たり前。
子どもたちは自分ができる10倍以上の時間、ごはんに向き合わなくてはいけないのですから。
「うちの子は落ち着きがない」
「ちっともジッとしていられない」と悩む必要はありません。
それが当たり前だと受け止めましょう。
集中しやすい遊びを見つける
絵本を読もうとしても次々にページをめくったり、すぐに立ち上がって次の本を持ってきたりする子でも、パズルなど他の遊びで遊んでみると、夢中になって続けることがあります。
この夢中になる力を「夢中力」と呼び、夢中力を持った子どもの方が、集中力・独創性・問題解決能力などが高くなることがわかっています。
(参考:教えて!先生113「好きなことしかしない」)
1歳~2歳の子どもでも、好きなことをしているときは集中しやすくなります。
つまり、集中力を育くむには、好きなことに好きなだけ取り組ませると良いのです。
まずは、子どもが何が好きなのかを探ることから始めましょう。
積木、パズル、ブロックなど、子どもが興味をもった遊びをできるだけ長い時間、親子一緒に楽しんでみましょう。
そのうち、一人でも集中して遊ぶようになります。
集中しやすい環境を整える
集中力を育むには、環境も大事です。
遊び終わったおもちゃを片付けてから、次のおもちゃで遊ぶように促していきましょう。
遊んでいるときに他のおもちゃが目に入ると、好奇心旺盛なこの時期の子どものスイッチはとたんに切り替わってしまいます。
手にしていたおもちゃを放り投げて、むこうに転がっているおもちゃに走っていってしまうのです。
そうなると、部屋中がおもちゃであふれてしまい、集中できなくなってしまいます。
はじめは散らかりっぱなしになりがちですが、続けていくことで行動の習慣化をしていきましょう。
また、遊ぶときに椅子に座るのもオススメです。
お絵かきする時、ブロックで遊ぶ時など、椅子に座ってテーブルの上を自由に使って遊ばせます。
学習習慣として大切な「椅子に座ること」ができるようになると、その後の学習環境が整えやすくなります。
さらに、座る姿勢をキープすることは、集中力の向上にもつながります。
長年、幼児教育に携わる中で、勉強ができる子には3つの共通点があると感じます。
その1つが「集中力」です。
勉強に限らず、芸術やスポーツの分野で才能を開花させる子も多いようです。
そのためにも、幼いうちから「集中力」を育むことをオススメします。
(参考:教えて!先生104「勉強ができる子を育てるコツ」)
EQWELチャイルドアカデミーのレッスンでは、子どもの集中力に応じた時間設定でレッスンを行っています。
1~2歳であれば、一つの教材で遊ぶのは2~3分。
遊んだ教材を返してから、次の教材を受け取ります。
これをくり返すことで、集中力を切らすことなく、50分のレッスンがあっというまに終わってしまいます。
はじめのうちは教材をスムーズに返せないお子さまでも、保護者や講師が声かけしながら教材を丁寧に扱って回収することを繰り返すと、スムーズに教材を返すことができるようになります。
さらに、自己コントロールのしかた、コミュニケーションのしかたも身につけていきます。
早ければ1歳、遅くても4歳までには、両手を添えて「どうぞ」と教材を返せるようになります。
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