カウンセリングのエッセンスを利用して、親子関係をまるく円滑にする、新しいコミュニケーション法です。
EQWELチャイルドアカデミー5教室を運営するユニバーサルアカデミーの社長であり、ひげ先生と親しみを込めて呼ばれている田口圭二先生が編み出したものです。
(これまでの◯づけ子育てはこちら)
子育てを一人でするのは大変なことです。
大切な子どもなのですから、喜びも不安も共有できる心強い味方が欲しいですよね。
子どもの側から見ても、複数の大人からの愛情が必要です。
たくさんの愛情を受けることで、すくすくと成長していきます。
子育てにおけるお母さんの役割とは、子どもの絶対的な理解者であることです。
どんなときでも子どもの味方になり、すべてを包み込んでくれる「愛の象徴」。
子どもはお母さんがいるからこそ安心することが出来ます。
片や、子育てにおけるお父さんの役割は、子どもの憧れの存在でいることです。
力強くて頼もしいお父さんが近くにいてくれることで、子どもは幸せを感じます。
また、迷ったらお父さんに相談したい、お父さんのような大人になりたいというように、子どもの目標になります。
子どもは、お父さんからは強さを、お母さんからはやさしさを学んでいるのです。
強さややさしさを教えてくれる大人の存在が必要です。
とはいっても、なかなか時間がつくれない方もいると思います。
そんなときは、一緒にいる大人が子どもとの会話の中に、不在の人を登場させて、褒めてあげましょう。
親「そうだね。パパは毎日遅くまで働いてすごいねぇ」
子「うん。すごい!早くパパと遊びたい!」
親「そっか。遊びたいね。何して遊ぼうか?」
子「公園で遊びたい!」
親「へぇ!公園で遊ぶの。いいね、楽しそうだね。そういえば、パパがこないだ◯◯ちゃんの自転車を修理してくれたよ。パパってかっこいいねー」
子「えー!パパかっこいい!自転車で遊ぶ!」
大切な人を会話の中で褒めるのは「◯づけ」していることと一緒。
子どもに存在の大切さが伝わると同時に、二人の仲がいいことに満足してココロが穏やかになります。
子どもとの会話の中に、「かっこいいお父さん」「かわいいお母さん」をたくさん登場させてあげてください。
豊かな心を育てる秘訣です。
子どもを支える大人の存在
現代には、様々な形の家族が存在します。
どんな場合でも大切なのは、子どものことをしっかりと受け止める大人がいることです。
お父さん・お母さん以外にも、おじいちゃん・おばあちゃん、おじさん・おばさん、近所の人なども、子どもにとっては心強い支えとなります。
身近な大人たちが、お互いを「◯づけ」する様子をたっぷりと子どもに見せてあげてください。
子どもは目の前で信頼し合う大人たちの姿から、豊かなコミュニケーション力を身につけていきます。
あらゆる意味で「無理」は禁物
子育ては重労働です。
お母さんの中には十分な睡眠を取れない状態で子どもの後を追いかけて、家事をこなしている人もいるでしょう。
悩みや不安がたくさんあるはずです。
パンパンに張り詰めた風船のように、身もココロも限界まで追いつめられることもあるでしょう。
そんなとき、子どもがどうしても言うことを聞かなかったら、
「もう無理!」と投げ出したくなるときがあるかもしれません。
そんなときは、思い切って頭をからっぽにしてみましょう。
そして、出来ないことではなく、出来ていることを想像するのです。
そう、自分に「◯づけ」をしてあげるのです。
ココロが落ち着いてきたら、今抱えているストレスを解放しましょう。
やり方はカンタン。
腹が立つこと、抱えている不安や悩みから解放されて、スッキリ爽快になっている自分を思い浮かべながら、
「気にならない」とココロの中で10回程度繰り返すのです。
自己暗示がかかって、本当に気にならなくなってきます。
一方、子どもとの会話の中でも、「無理」というフレーズは意外とよく出てくるものです。
親「無理よ。すぐ飽きるでしょ?」
親としては、子どものクセや性格を踏まえた上で
「どうせすぐやる気がなくなっちゃうくせに」と、たしなめるつもりで口にしていることがほとんどだと思いますが、言われると意外と傷ついてしまうコトバです。
また、長期間に何度も「無理」と言われ続けると、
子どもは「自分には無理なんだな」「やっても無駄だ」などと考えるようになり、気力がなく、チャレンジしない子どもになっていきます。
「無理」が口癖になっている人は、その代わりに「◯づけ」のコトバ「そうなんだ」を使ってみましょう。
子どもの話を聞く余裕が生まれます。
自分に対しても、子どもに対しても使わない方がいい「無理」というフレーズ。
「無理」は禁物と覚えて、意識しておきたいものですね。
- 周りの大人を「◯づけ」しよう!
- 自分にも子どもにも「無理」は禁物
私たちEQWELチャイルドアカデミーは、子育てに向き合うみなさまを全力でサポートしています。
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次回は、子どもの優位感覚についてお教えします。