2歳〜3歳くらいから、子どもによって「できること」「できないこと」の差が出始めます。
幼稚園や保育園のお友だちと比べたり、
上のお兄ちゃん・お姉ちゃんと比べたり・・・
焦ったり心配したりして、子どもの将来が不安になってしまいますよね。
その気持ち、とてもよく理解できます。
そこで今回は、子どもの成長や発達についての不安や焦りを解消する方法をご紹介します!
25歳になった姿をイメージする
まず、25歳になったわが子をイメージしてみてください。
25歳といえば、大学を卒業して多少の社会経験を積んで、自分なりに考えて行動できる頃。
その頃、お子さんは・・・
- どこに誰と住んでいますか?
(日本 or 海外? 親と同居 or 一人暮らし or パートナーと一緒?) - どんな仕事をしていますか?
(会社勤め or 起業している?) - どんな人たちに出会えていますか?
周りの人にどのように受け入れられていますか? - どんな表情で過ごしていますか?
もし、憧れの人がいれば、その人とわが子を重ねてみると想像しやすいかもしれません。
3年後の姿をイメージする
25歳の子どもの姿をイメージしたら、次は3年後のわが子をイメージしてください。
例えば、2歳のわが子がブランコがうまく漕げないとしましょう。
「なぜ、他の子はできるのに、うちの子はできないの?」と焦ってしまうなら、5歳になった姿を想像してください。
「スイスイ漕いでるだろうな」
「立ち漕ぎもできているかも」など。
すると、焦りや不安が消えていきませんか?
やがて成長してできるようになる姿をイメージすることで、その日を待つ余裕ができるのです。
今、ひらがなが書けなくても、3年後には書けるようになっています。
今、パズルができなくても、3年後にはできるようになっています。
子どもの「できた」までの道のりは、長いスパンでとらえることが必要です。
日々の「できた」「できない」に振り回される必要はありません。
長いスパンで設定することが大切なのです。
「25歳のあの子になるために、今、何をすれば良いのか?」を考えて、お子さんに接してみてください。
そうすれば、親の中に軸ができ、ブレない子育てができるようになります。
1週間前・1ヶ月前の姿を思い出す
同じ年齢でも、兄弟姉妹でも、個人は個人。
みんなそれぞれ違います。
違う人間と比べても意味がありません。
子どもは必ず、毎日成長しています。
ですから、比べるなら「過去のわが子」と「今のわが子」を比べるのです。
わが子の歩んできた道をふりかえってあげましょう。
1週間前・1ヶ月前と比べると
「そういえば一人で靴がはけるようになってきたな」
「トイレに行く前に教えてくれるようになったな」など
変化が必ずあるはずです。
ほんの小さな変化でも構いません。
「靴を履くときにかかとがなかなか入らなかったのに、今はするりとスムーズに履けるようになった」など。
できるようになったこと、できなくてもがんばろうとする姿を認めることで、自己肯定感が高まり、次のやる気につながります。
その変化・成長は、子どもの「過去」と「今」を比べることで見えてくるのです。
EQWELチャイルドアカデミーでは、保護者のみなさまに「半年後・1年後・3年後のお子様がどのようになってほしいか?」をイメージしていただくようお話しています。
そのイメージに近づくために、今、するべき事は何かを保護者様と話し合い、課題を作っています。
先日、EQWELの卒業生と保護者様にお話しを伺いました。
親の視点だけではなく、お子さんの視点からのインタビューはとても参考になると思います。
ぜひ、ご覧ください。
>>【EQWEL卒業生親子に聞く】オンラインインタビューを開催しました
「今できないこと」は「これからできるようになること」
「できた」瞬間に子どもがどんな表情でいるか、親はどんな気持ちでその時に立ち会えているかを楽しみにしていれば、必ずその時は訪れます。
だから焦る必要はありません!