4歳〜5歳くらいになると、自分のしたいことができないととんでもなく怒り始めることがあります。
外出中にかんしゃくを起こしてしまった時や、家でもずっとおさまらない時など、親としては不安になってしまいますよね。
そこで今回は、かんしゃくを起こした時の対処法についてお教えします!
心や身体の成長過程
4歳〜5歳児がかんしゃくを起こすのは、以下のような背景があります。
- 自制心のギャップ
「自己主張する力」と「自己コントロールする力」にギャップがあるため、「主張」の方が強く出てしまう - 自立の始まり
自立が少しずつ始まっているので、「自分の思いどおりにしたい」という気持ちや「親への反抗心」が現れる - 気持ちを言葉で伝えられない
個人差はあるが、自分の気持ちを言葉で正しく伝える力が未熟なため、思うように相手に伝えられないことにイライラしやすい
子どもの成長過程において、かんしゃくが起こるのは自然なことなのです。

かんしゃくの対処法
子どもが「◯◯したかった!」とかんしゃくを起こしたら、「そうなんだ、◯◯したかったんだね」と、子どもが言った言葉をそのままオウム返ししましょう。
オウム返しすると、子どもは自分の思いを受け止めてもらえたと感じて落ち着きます。
もし、子どもの主張どおりにやってみてもよさそうな状況であれば、実際にやらせてみましょう。
うまくいかなければ、「どうしたらいいかな?」と一緒に考える態度を示します。
こうすることで、かんしゃくを起こしているポイントから子どもの気持ちを切り替えさせることができます。
子ども自身も自分の要求が通ったことで、気持ちを切り替えやすくなります。
Aちゃんはイチゴを5個お皿にのせようとしました。
しかし、お皿が小さくてのりそうにありません。
お母さんは「多いんじゃない?」と言いますが、Aちゃんは「いや~!のせるの!!」と譲りません。
そこで、お母さんはAちゃんに任せることにしました。
Aちゃんは何度も挑戦しますが、やっぱりイチゴがお皿から落ちてしまいます。
お母さんは「なかなかのらないね、Aちゃん、どうしたらいいと思う?」と尋ねます。
しかし、Aちゃんは怒るばかり。
お母さんは少し大きいお皿を見せました。
「これにのせてみる?」
すると、Aちゃんは「うん」と言ってお皿を受け取り、無事にイチゴをのせることができました。
お母さんは「Aちゃん、上手にのせたね、よかったね」と声をかけました。
Aちゃんは泣きながらもにっこり笑って、イチゴを食べました。
かんしゃくは、子どもが自分らしく生きていこうとしている自然な言動です。
子どもの気持ちを受け止めながら焦らずに接していけば、少しずつ自分をコントロールする力がついていきます。
私たちのレッスン中にも、お子さまが教材をなかなか返したがらないことや、まだやりたがることが起こります。
そんな時は「そうだね、まだやりたかったよね~」と言いながら、「ぬいぐるみに渡してあげようか?」と誘うと、あっさりと教材を渡してくれることがよくあります。
気持ちの切り替えは、意外とすんなりできるのです。

EQWELチャイルドアカデミーの講師は、マニュアルではなく、お子さまや保護者様に寄り添ったアドバイスをさせていただきます。
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