4月から保育園・幼稚園に入園するお子さまをお持ちのみなさんは、
「登園する時に大泣きするかも」
「お友だちと仲良くできないかも」
「園生活を楽しめないかも」
こんな不安でいっぱいなのではないでしょうか?
そこで今回は、初めての園生活を上手に乗り越えるコツをお教えします!
登園時は笑顔で送り出す
これまではずっとパパ・ママと一緒に生活していたのに、幼稚園や保育園に入園すると、いきなり一日の大半を親元を離れた場所で過ごすことになります。
そんな子どもが不安な気持ちになるのは、当たり前のことです。
ただでさえ不安になっている時に、親まで不安な顔をしていたら、子どもは敏感に受け取って泣き出してしまいます。
登園時に子どもが大泣きしたとしても、その涙に引っ張られてはいけません。
泣きたくなっても、子どもの前ではグッと我慢してください。
「いってらっしゃーい!おいしいおやつを用意しとくからね〜」
などと声をかけて、笑顔で送り出しましょう。
登園の時に大泣きしていても、帰ってきた時に笑顔だったら、子どもが園生活を楽しめたサインです。
園生活に慣れるまで、早い子で1ヶ月、時間がかかる子で半年ほどかかります。
笑顔で登園できるようになるまで、根気強く待ちましょう。
帰宅後は聞き上手になる
園から帰ってきたら、子どもの言葉に耳を傾けるようにしましょう。
園生活のことをお話してくれる時は、子どもの言葉を遮らず、相づちを打ちながら聞き役に徹してください。
「楽しかったね」「おもしろそうだね」「素敵だね」「ママも見てみたいな~」など、相づちはポジティブな言葉を選びましょう。
子どもは「ぼく(わたし)、園生活がんばったんだよ~」という気持ちで話しています。
それをポジティブな言葉で受け止められると、明日もがんばろうと勇気づけられるのです。
ただし、注意点があります。
園生活の様子を聞きたい気持ちは理解できますが、できないことを決めつけるような詰問はやめましょう。
前向きな気持ちを引き出すために、こんな言い換えをしてみてはいかがでしょうか?
- お友だちとケンカしなかった!?
→お友だちと仲良くできたかな? - 先生のお話ちゃんと聞けたの!?
→先生どんなお話してくれたの? - おりこうさんにできた!?
→楽しく過ごせたんだね?
子どもが話したいことをどんどん引き出して、聞き上手になりましょう♪
ネガティブな言葉が出てきたら
子どもの話の中に「誰かが押した」や「叩かれた」など、親が心配してしまうような言葉が出ることもあります。
そんな時はオウム返しをしながら、しっかりと話を聞きましょう。
親「そう。お友だちが押してきたんだ」
子「うん」
親「どんな気持ちだった?」
子「いやな気持ちだった」
親「そう、いやな気持ちになったんだね。その時、お友だちに何か言えた?」
子「ううん。何も言えなかった」
親「そう、何も言わなかったんだね。イヤなことだったら『やめて』って言っていいんだよ。言えたらいいね」
子「うん、わかった!」
わが子と同じように、他の子どもも初めての園生活を経験しています。
みんな自分のことで精いっぱいなので、
「ちょっとぶつかった」が「押してきた」や「叩かれた」という言葉になってしまうのです。
しっかり会話をして、子どもの気持ちを受け止めてあげましょう。
「あなたが嫌なことをしたんじゃないの?」と決めつけてしまうのは絶対にいけません。
逆に、わが子が優しい行動をしていたら、しっかりとほめてあげましょう。
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