楽しい子育て26「母の日に寄せて」

EQWEL(イクウェル)チャイルドアカデミー筑紫野・大牟田・荒尾教室のひげ先生こと、田口圭二です。

私たちの性格や個性は、どうやって形成されていくのでしょう。
やはり、生まれた時からDNAの中に組み込まれているのでしょうか。
それとも、生まれた後の環境で決まっていくのでしょうか。

DNAで決まっているのであれば、誰も変えることはできません。
でも、環境によって作られるのならば、私たちは十分に注意をしなければいけません。
 

性格や個性
 
もうすぐ母の日ですね。
良い機会ですから、あなたとお母さんとの出来事を思い出してみましょう。

あなたがまだ、赤ちゃんだったころ、
「ミルクがほしい」と泣きました。
「おむつが濡れた」と泣きました。

お母さんはどうしてくれたかな?

やさしく抱っこして、ミルクを飲ませて背中をトントン。
おむついっぱいのウンチでも、お母さんは嫌な顔なんてしません。

化粧道具をグチャグチャにしたり、ティッシュを一枚残らず出したり。
それを見て、お母さんにこにこしながら「あ〜あ」と言うだけ。

入園式の日のお母さん、うれしそうな顔。
でも、次の日から「幼稚園バスには乗らない!幼稚園は行かない!」と言い出した。
お母さんの困った顔。

母の日に、似顔絵をプレゼント。
「ありがとう」と言いながら、お部屋に飾ってくれました。

「あのおもちゃががほしい」とダダをこねました。
ごめんなさい、今みたらそんなに高いとは知らないで。

たのしい運動会。
かけっこも、踊りのときも「お母さん、一生懸命応援するね!」
みんなで食べたお母さんの手料理、今までで一番おいしかった。

私が病気で寝ていると、いつも私の大好物を準備してくれたお母さん。
「大丈夫?」という温かい声と一緒に。
病気になるのはイヤだけど、お母さんが優しくて嬉しいなぁ。

 
看病
 
思い出しましたか?
お母さんとのふれあいや会話の中で、今のあなたの性格・個性ができたのです。

あなたがあの時、お母さんに「こうしてほしい」と思ったこと、「イヤだなぁ」と思ったこと、そして嬉しかったこと。
今のあなたの子育てに、ちゃんといかしていますか?

あなたが言われてイヤだった言葉を、今、自分の子どもに言ってはいませんか。

良くも悪くも、親の性格や個性をこどもは引き継ぎます。
環境は人間を変えてしまいます。

愛情を、愛にあふれる言葉を、子どもたちにたっぷりとかけてあげましょう。
 
愛情を注ぐ