「三つ子の魂百まで」
あまりにも有名なことわざですね。
「幼い頃の性格は歳をとっても変わらない」という意味ですが、脳科学的にも一理ある表現です。
なぜなら人間の脳の大きさは、おおよそ3歳には成人の脳とかわらない大きさまで成長するからなのです。
感受性は3歳までにピークを迎える
脳には「感受性期」があります。
感受性期とは、環境適応能力が高く、敏感にあらゆることを吸収できる時期のことです。
この感受性期は、3歳までにピークを迎えます。
感受性はさらに細かく「情緒」「言語」「社交性」「数学」の4つに分類できます。
親がこれらを意識して接することで、子どもの脳の発達に大きな影響を与えます。
情緒
肯定的な接し方が情緒の安定を促します。
乳児期から子どもには笑顔で、肯定的な言葉で接しましょう。
言語
胎児期から言葉がけをし、喃語にも言葉を返すと、コミュニケーション力が育まれます。
3歳までに豊かな言葉がけをされた子どもが触れる言葉の量は約4,500万語と言われています。
一方、そうでない子どもが触れる言葉は約1,500万語で、約3,000万語もの差が出るのです。
この刺激の差は、その後の成長に大きな影響をもたらします。
社交性
子どもの発達において「アタッチメント=愛着」はとても大切です。
自ら動けるようになると、子どもは親を「安全基地」として、探索活動を始めます。
親から離れ「怖い」「驚き」などのストレスを受けた子どもは、また親(安全基地)に戻って元気を補給し、再び探索活動へ。
これを繰り返して、安全感の輪(探索活動の範囲)を広げていくのです。
数学
3歳までに刺激を受けなければ、人間は「3までの数」しか認知できません。
しかし、つみき遊びなど、ゲーム感覚・遊び感覚で数のセンスを育てると、4以上の数を認識できるようになります。
遊ばせ方が重要なのです。
脳の発達を知る
脳の発達のステップを学び、ポイントをおさえた取り組みをすることで、無理なく子どもの能力を育てることができます。
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