教えて!先生137「お金の教育は幼児から」

みなさんは、子どもの頃にお金に関する教育を受けたことがありますか?
「受けてこなかった」と答える方が、ほどんどではないでしょうか?

最近では、お金のことが理解できるようになる小学生から、日常生活を通して学んでいくのが良いと言われています。

私たちEQWELチャイルドアカデミーでは、就学前の幼児期から小学校低学年にかけてお金の教育を始めることをオススメしています。
レジでお金を払うことに興味を持ったり、おつかいをしたりと、「お金」の存在を理解して実際に使い始める時期だからです。

語学やスポーツと同じように、お金の知識も小さいうちから始める方が身に付きやすいのです。
そこで今回は、家庭でのお金教育の始め方をご紹介します!

「お金教育」開始のタイミング

「ほしいものをねだられた時」
「お金について質問された時」

それがお金の教育を始める絶好のタイミングです!

  • お金はほしい時にどこからともなくやって来るものではないこと
  • 親が働いてお金を得たからこそほしいものが買えること
  • 使えるお金には限りがあること

こういったお金に関する基本を説明するのに良い機会になります。

ただし、一方的に教えてしまうと興味を失う可能性があります。
「お金はどうやったら手に入るでしょう?」などとクイズ形式で問いかけて子ども自身に考えさせ、楽しい雰囲気を演出しましょう。

お金教育

金銭感覚を養う方法

お金に興味を持ち始めたら、以下のことを説明しましょう。

  • お金は親が働いた対価として得られていること
  • 限られたお金のなかでやりくりをしなければならないこと
  • ほしいものを買うには、お金が貯まるまでがまんしなければならないこと
  • 将来のために貯金をしなければならないこと

その上で、お小遣いを与えます。
そのお小遣いに親が関与してはいけません。
与えた以上、そのお金は親のものではなくお子さまのもの
なのです。
いちいち使い道に口をはさんでいては、親の顔色を見て、買って良いか悪いかを判断するようになる恐れがあります。

もらってすぐ、全部使いきってもかまいません。
計画を立てさせる必要もありません。
ほしいものがあって、今持っているお金が足りなければ、どうやって補うのかを自ら考えさせるのが目的だからです。

お金を使いきってしまった後、またほしいものができたときに、
「あ~、あのときアレを買わなければ、コレが買えたのに・・・」と反省や後悔をさせることで、自ら計画を立てるようになります。

これを繰り返すことでお金をやりくりする能力が養われ、「ほしいもの」と「必要なもの」を区別してお金を使うことができるようになります。
自分で考えて行動していくうちに、しっかりとした金銭感覚が身に付いていくのです。

お小遣い

小学生からのお金教育

小学校に入学したら、お金の管理を子ども本人にまかせましょう。

お小遣いは「月額制」にするのがオススメです。
来月のお小遣いまで計画的に使うことの重要性を伝え、お小遣い帳をつけさせながら、お金の管理の仕方を教えます。

月額制のお小遣いに関しても、手取り足取り教えこもうとしては、考える力や金銭感覚は身につきません。
子どもから相談されるまでは、一見、無駄に見えるものを買ったとしても、何も言ってはいけません。
あえて失敗や後悔をさせましょう。

また、ほしいものが1ヶ月のお小遣いでは足りない場合、お金を援助してあげるのではなく、少しずつ貯めていくことを提案しましょう。
お金の価値の学びにつながります。
いくら貯まったかも大事ですが、「ほしいものは本当に必要なものか」を考えさせることが重要です。

子どもがほしいものを買おうか迷っていたら、次のことを順序立てて説明しましょう。

  1. ほしいものを買うために必要なお金はいくらか
  2. それを買うことでいくら予算がオーバーするか
  3. 買う予定にしていたものが買えなくなるのではないか
お小遣い帳

また、お小遣いとは別に、与えられた金額の範囲内で子どもに買い物をさせるのも良い学びになります。

例えば、「◯◯円でカレーの材料を買おう」と伝え、一緒に計算しながら材料を選ばせます。
「量」や「質」によって金額が異なったり、「特売」や「消費期限」で割引があったりと、価格は様々な条件で異なるという気づきを得られたり、金銭感覚を養ったりすることができます。

小学校の中学年〜高学年になると、お金に関して大人と遜色ないレベルで理解できるようになります。
金融関係にお勤めのご家庭では、税金や社会保障、投資まで教えられている場合もあるようです。
しかし、一般家庭ではそこまで踏み込んだお金の教育は難しいかもしれません。

大切なのは「私がわからないから教えない」という選択をするのではなく、インターネットや本で調べたり、講座やイベントに参加してみたりと、できることをやってみることです。

子どもの可能性を広げ、ついでに自分の知識も増やしながら学べば、まさに一石二鳥ですよ!

親子で買い物

EQWELチャイルドアカデミーでは、フラッシュカードやプリント、お金のおもちゃを使って、幼児のお金教育の「初めの一歩」を応援しています。

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