VRで楽しめる特別史跡「客館跡」

EQWELチャイルドアカデミー筑紫野教室のすぐ近くに、奈良時代から平安時代初頭に外国使節が滞在した館の史跡「客館跡」があります。

遺跡調査では、巨大な建物跡や日本・唐・新羅の最高級の食器が出土しています。
この時代、本来は朝廷で外交使節団をもてなすはずですが、大宰府が朝廷に代わって外国使節を応対し、交易を行う役割を果たしていたことがわかります。

このように「客館跡」は日本・東アジアの古代の外交にかかわる重要な場所であったことを示す遺跡であるため、国の特別史跡大宰府跡に指定されています。

「客館跡」は発掘調査を終えた後、2020年5月に史跡広場として整備され、古代大宰府の街路や街の区画を体感できるようになりました。
また、専用アプリを使うと、当時の客館の様子がVR(仮想現実)で復元され、画面上に浮かび上がります。
史跡の説明や展望所もあり、お子さまと1300年前の大宰府をイメージしながら巡ると、良い学びになりそうです。

特別史跡客館跡

引用・参照:日本遺産太宰府 古代日本の「西の都」

史跡広場は西鉄二日市駅に近く、イベントが行われるとキッチンカーが並び、たくさんの人で賑わいます。
時代を超えて人々をもてなす場として親しまれているのです。

大宰府?太宰府?

ところで「大宰府」と「太宰府」、「ダ」を「」と書くか、「」と書くか、2種類の表記があることをご存知ですか?

まだ研究は続いているようですが、昭和30年代末以降、
古代律令時代の役所、およびその遺跡に関するダザイフは「宰府」、
中世以降の地名や天満宮については「宰府」と表記することが一般的になりました。

行政的な表記もこれにならい、「宰府政庁跡」「宰府市」というように使い分けているのです。
引用・参照:福岡県太宰府市公式ホームページ

EQWELチャイルドアカデミーの小学生コースで使用する教材にも「宰府」の表記があります。
誤字ではありません。
教材に載っている歴史が身近にあり、触れることができるなんて、太宰府市民・筑紫野市民は得しているような気がしますね!

小学生コース教材

EQWELチャイルドアカデミーでは、フラッシュカードや暗唱などで、日本の伝統や文学などに触れ、幼い頃からお子さまの感性を磨きます。
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