教えて!先生103「なかなか英会話ができない」

子どもに英会話を習わせている保護者の方から

「英語で歌ったり、ゲームをしたりはできるけれど、英会話はできるようにならない」

というご相談を受けることがあります。

こんなやり方で、本当に英語が話せるようになるの?
もっと効率的な習得方法があるのでは?

そんなお悩みをお持ちの保護者の方へ、英語を効果的に習得する方法をお教えします!
  

英語も母国語も覚える順は同じ

赤ちゃんが言葉を話せるようになるまでの過程をイメージしてみてください。

赤ちゃんは生まれてからずっと誰かに話しかけられ、家族や周りの人がしゃべる様子を見たり、聞いたりしています。

そのうちに、車を見て「ブーブー」「ブップー」など、日本語とは言えない「声」を発します。

それだけで親は嬉しくて「わー、すごいね!わかるんだね?!」とほめて喜び、「そうだね、ブッブーだね、くるまだよ、く・る・ま」と何度も繰り返し発音して聞かせます。

初めは上手く発音できない子どもも、何度も繰り返し見たり聞いたりするうちに徐々に上手くなり、数ヶ月もするとはっきり「くるま」と言えるようになります。

私たちの母国語(つまり、日本語)はこのように、時間をかけてじっくり学びますよね。

ところが、英語についてはどうでしょう?
初めから綺麗な「car」という発音を子どもに求めていませんか?

なんとか声に出しているのに、よく分からないとスルーしていないでしょうか?
 
喃語を発する赤ちゃん
 
英語も言葉。
日本語と一緒です。

  • 見たモノを英語で言って聞かせる
  • 英語を指さして親が言ってみる
  • 歌を聴きながら親が歌ってみる
  • 英語を聞いたら親がマネして聞かせる
  • 英語の絵本を読み聞かせる
 
日本語と同じように、英語も繰り返し聞かせることが大切なのです。
そして、子どもの口から英語のような「声」が出始めたら、一つ一つを褒めて喜びましょう!
 

「話す」にはアウトプットが必要

言葉を修得するには、アウトプットが重要です。
アウトプットとは「言語の音をマネして声に出すこと」です。

マネして発音した自分の声を、自分の耳で聞きながら、口の動かし方や発音の仕方を繰り返し練習して、正しい発音に近づいていくのです。

大切なのは、親も一緒にアウトプットすること。
これも、赤ちゃんが母国語を覚えるのと同じです。

「親が英語を全部言って聞かせるの!?」と悲鳴が聞こえそうですが、そうではありません。
今、わが子が使っている日本語は、全て言って聞かせてきたものではないですよね?

家族の会話はもちろん、テレビ、動画、街をゆく人々の声、公共のアナウンスなど、あらゆる場面で日本語を耳にしているはずです。

この周りから「言葉」が飛び込んでくる環境を「英語」でもつくるには、少し努力が必要です。

家庭では英語のCDやアプリなどの教材を活用したり、英語の動画を流し続けるなどして、英語をシャワーのように浴びせかけます。

発音を覚えれば、あとは日常に聞こえてくる音を耳で拾い、マネして発声できるようになるのです。

 
言葉を覚える子ども
 

「読み・書き」にはフォニックスが効果的

言語習得の最終段階は「読み・書き」です。
日本語も2歳前後から言葉を発するようになり、5〜6歳でだいたいのひらがな・カタカナの「読み・書き」ができるようになりますよね。

日本の幼稚園・保育園で「あいうえお」を教えるように、英語圏では「フォニックス」を教えます。
フォニックスとは、アルファベットが持つ「音」です。

日本語のひらがな・カタカナは、一文字が一音(は・へは例外)ですが、英語のアルファベットには複数の発音があります。

例えば、Aは「エー」という名前であるだけで、いつも「エー」と発音するわけではありません。
 

Aの発音
  • appleのa
    「ア」(エの口でアという感じ)
  • fatherのa
    「アー」(普通のアに近い)
  • babyのa
    「エイ」

このように、Aは複数の音を持っています。
フォニックスを感覚的に知っているだけで、英語の「読み・書き」がラクになります。

フォニックスを知っていると、正しい発音ができます。
ということは、音を正しく聞き取ることができるのです。

そして、聞き取れると「音から文字」に変換できるので、書くことができ、書けるものは読むこともできるようになるのです。

初めて見る単語でも、予想で読めるようになります。
フォニックスのルールが感覚的にわかると、英単語の約75%が読めると言われています。
 

英語コース「幼児クラス」
 
EQWELチャイルドアカデミーの英語コース「幼児クラス」では、フォニックスを重視しています。
幼児期は、説明してフォニックスを学ぶのではありません。
耳から大量に音を聞き、聞いたものを声に出すという方法です。

ネイティブも、幼児期はこの方法でフォニックスを身につけます。
例えば、フラッシュカードと合わせて「音」を聞き、「文字」を見て、「口」を動かしてアウトプットをしながら、自然に文字と音を一致させていきます。
 


 
英会話ができるようになるための「効率的」な方法はありません。
その代わり「効果的」な方法があります。

母国語と同じ順序「耳」から学ぶことで、たくさんの言葉が子どもの中に蓄積されていきます。
それを上手に「発音」「読み」「書き」につなげていってあげましょう。