2歳半ばくらいから3歳になると、気になるのが「言葉」の問題です。
EQWELでの言葉の育ちの目安は、以下の通りです。
「まんま」などの一語文・・・11か月~1歳0か月頃
名前を呼ばれて「はい」・・・1歳3か月頃
言える言葉が10個くらいに増える・・・1歳8か月頃
短文が言える(「ぱぱ かいしゃ」など)・・・2歳3か月頃
言葉が正しく発音できる(「て」「くつ」など)・・・2歳9か月頃
もちろん個人差はありますが、
2歳半になっても喃語(意味の伴わない声)しか出てこないと、
「いつまでも言葉が話せないのでは?」と心配になるパパやママが多いようです。
そこで、言葉の発達を促すコミュニケーションのコツをお教えします。
言葉のシャワーを浴びせる
こどもは、周りの会話を興味深く聞きながら言葉を学んでいます。
こちらが言っていることはわかるのに、言葉が出てこないのは、今まさに言葉を学んでいる最中だから。
今こそ、お子さまに言葉のシャワーをたっぷり浴びせてあげましょう。
日中、ママと二人きりで過ごす場合、どうしても言葉のシャワーが少なくなります。
そんなママは意識して、「◯◯しようね」と笑顔でお子さまに声をかけてください。
お着替えしようね
顔を洗おうね
ハミガキしようね
ごはん食べようね
靴をはこうね
お風呂に入ろうね
一日のお世話の中にも、たくさんの言葉が溢れていますね。
また、パパやママがすることを、「◯◯するよ」とお子さまに言葉で聞かせるのも良い方法です。
ドアを開けるよ
ふたを閉めるよ
おもちゃを出すよ
おもちゃをかたづけるよ
お店に入るよ
そして、お出かけのときには、目にするもの・耳にするもの・感じることなどを「◯◯だね」と言葉で聞かせてあげましょう。
お花が咲いてるね
暑いね
涼しいね
トンボが飛んでるね
信号が赤だよ
子どもが態度で意思を表現してきたら、パパやママが言葉にして、行動と言葉をつなげてあげます。
例えば、手をひっぱってブランコに連れて行こうとしたら、
「ブランコに乗りたいんだね」と、子どもの気持ちを言葉にして聞かせてあげましょう。
リラックスして話せる環境をつくる
子どもが喃語で話しかけてきたら、パパやママは正しい言葉で返事をしてください。
例えば、犬を見て「んー、んー」と言ったら、パパ・ママは「ワンワンだね」ではなく、「犬だね」と返します。
ここで大切なのは、子どもがリラックスして話せるような環境を作ることです。
親が気負ってしまうと、子どもも緊張してしまい、さらに言葉を発するのが難しくなります。
おともだちと比べることも、子どもを傷つけてしまうので決してしてはいけません。
また、言葉を正確に言えなくても、否定してはいけません。
子どもが「マネヨーズ」と言ったら、「違うでしょう、マヨネーズでしょう。ほら、ちゃんと言ってごらん!」などと無理強いしてはいけません。
「上手に言えたね、マヨネーズだね」とさらりと正しい言葉を聞かせてあげましょう。
まずは、子どもが自分で何かを言おうとしたことを受け止めてあげましょう。
これを繰り返せば、やがて正しい言葉を覚えていきます。
口まわりの筋肉を発達させる
発語には、口まわりの筋肉の発達が必要です。
お子さまと向かい合い、口の動きを見せ、まねをさせて遊びましょう。
くちびるを動かす
「うー」とくちびるを前につき出す
ろうそくを吹き消す
舌を動かす
舌を口の中でぐるぐる動かす
ほっぺたの内側を舌で押して飴玉が入っているみたいにして遊ぶ
棒付きキャンディを持たせて舌を出してなめさせる
最初のうちはうまくできないかもしれませんが、続けているうちに上手になってきますよ。
EQWELの幼児コースでは、2歳までのクラスではろうそくの吹き消し練習をして、口まわりに刺激を与えて発語を促します。
また、3歳クラスまでは、50分のレッスンの間に、300枚近くのフラッシュカードを見せます。
たくさんの言葉をイラスト(イメージ)と一緒に見せることで、無理なく言葉を身につけさせることができます。
子どもは、身の回りにあふれる言葉を、興味深く聞きながら、自然と言葉を学んでいます。
だから、焦る必要はありません。
言葉のシャワーをたくさん浴びさせてあげましょう。
出会った言葉を使うチャレンジも、パパやママと一緒にリラックスしながら、お子さまのペースで楽しんでください。
そうすればいつのまにか、お子さまが笑顔でおしゃべりするようになっているはずです。
「この子、朝から晩までしゃべってるんですよ」というくらいのおしゃべりさんになっているかもしれませんよ。