楽しい子育て9「右脳と左脳の違い」

こんにちは。EQWEL(イクウェル)チャイルドアカデミー大牟田・荒尾教室のひげ先生こと、田口圭二です。

人間には「左脳」と「右脳」の二つの脳があります。
脳はこの二つが連動して働く時、最高の働きを示します。

ところが、私たちは「左脳」ばかり使って、「右脳」はほとんど使っていません。

ハーバード大学のノーマン・ゲシュウインドとアルバート・ガラバーダは、脳を解剖学的に調べました。
その結果、天才と呼ばれる人たちは左右の脳をバランスよく使っているが、普通の人間は脳の使い方が極端に「左脳」に偏っていることがわかりました。

また、カルフォルニア工科大学のJ・E・ボーゲン博士も「これまでの教育は、左右ある脳の一つの半球体(左脳)だけを教育し、半分を残したままにしている」と述べ、「右脳」の能力を無視していると指摘しています。

では、「左脳」と「右脳」の違いは何なのでしょうか。

 
「左脳」は「言語脳」と言われ、“言葉”で思考し、“言葉”で記憶します。

日本の教育では、子どもたちは小学校から大学まで“言葉”で講義を受け、“言葉”で記憶します。
つまり、「左脳」だけを使って教育を受けているわけです。

日本の学校教育

 
「右脳」は「イメージ脳」と言われ、“イメージ”で考え、“イメージ”で記憶し、“イメージ”で情報を伝え、“イメージ”で学びます。
左脳とはまったく違う種類の能力を持っているのです。

右脳のイメージ力をトレーニングすると、「記憶力」「計算力」「言語力」「創造力」が飛躍的に伸びることがわかってきました。

ゴルフやサッカー、野球、相撲、水泳など、あらゆるスポーツの世界で右脳のイメージトレーニングが利用されています。
音楽や絵画の世界でも、イメージトレーニングの必要性が叫ばれています。
これまでのような「左脳教育」だけでは、行き詰まってしまったのです。

ひらめき力

 
「右脳」はすばらしい働きをしてくれますが、能力を発揮するには2つの条件があります。

①リラックスすること
②愛の心を持つこと

子どもたちは無条件でこの2つを持っています。

もちろん、「左脳」にも素晴らしい点はたくさんあります。
「左脳」「右脳」ともに脳全体を使った「全脳教育」は子どもの可能性を無限に広げます。
私たち大人が、その無限の能力を大きく育ててあげようではありませんか。

イメージ力を伸ばす