EQWELチャイルドアカデミー大牟田教室から車で20分ほどのところに「筒井時正玩具製造所」があります。
線香花火の製作工程を体験するワークショップがあると聞いて、参加してきました。
日本の線香花火は、八女市にあった国内唯一の製造所が1999年に廃業し、なくなってしまう運命だったそうです。
それを憂いた筒井時正玩具製造所の三代目が廃業前に修行し、技術をすべて継承して今に至るそうです。
希少な“国産”の線香花火。
その技術を教えていただけるなんて、体験する前からワクワクが止まりません!
お盆期間中ということもあり、私たちの他に3組の親子連れの方々が参加していました。
その中には、東京から実家に帰省中の方もいらっしゃいました。

参加者一人ひとりに線香花火の材料が準備されていました。
火薬の原料は、切ってから30年以上寝かせた宮崎産の松の根っこだそうです。
天然の染料で染められた八女産の手漉き和紙に火薬をのせ、和紙を縒ります。
火薬の量は0.08グラム。
わずかの差で、燃え方が変わるそうなので緊張します。

しっかりと空気を抜きながら縒ることで、途中で火の玉が落ちない綺麗な線香花火になるそうです。

先生はいとも簡単にクルクルと巻くのですが、素人にはとても難しい作業です。
ワークショップは45分間。
時間が来るまで、何本でも作ることができます。
暗室に移動して、作った線香花火に1本だけ火をつけてみました。

チリチリと小さな火花が飛び散りました。
「わー、素敵!」と思わず声が出るほど感動しました。
線香花火の燃え方には、「蕾」「牡丹」「松葉」「散り菊」と名付けられた4つの段階があるそうです。
たった数十秒の儚い時間なのに、段階ごとに名前がついているなんて素敵ですよね。
日本人ならではの感性ですね。
仕上がった花火は、持ち帰ることができます。
売り物の線香花火もプレゼントでいただきました。
比べてみると、ワークショップで作った線香花火は和紙の縒りうまくいかずふにゃふにゃしていますが、プレゼントで頂いた物は和紙の縒りがピンとして、まるで竹ひごのようでした。

夏休みの良い思い出になりました。
ぜひ、みなさまもお子さまと一緒に体験してみてはいかがでしょうか?
ワークショップは電話で予約することができます。
詳しくは、「筒井時正玩具製造所」のホームページをご確認ください。
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