◯づけ子育て16「遊びの中で学ばせよう」

「◯づけ」とは
カウンセリングのエッセンスを利用して、親子関係をまるく円滑にする、新しいコミュニケーション法です。
EQWELチャイルドアカデミー5教室を運営するユニバーサルアカデミーの社長であり、ひげ先生と親しみを込めて呼ばれている田口圭二先生が編み出したものです。
(これまでの◯づけ子育てはこちら

子どもの価値や魅力を計る上で学力がすべてではないことは、ほとんどのお母さんお父さんが分かっていることだと思います。

子育てでは、まずIQよりもEQを重視しましょう。
EQとは、ココロの知能指数のこと。
自分の感情をコントロールしたり、他者の感情を理解するために必要な能力で、EQが高いと、失敗しても前向きに捉えたり、周りの人と協力して物事を進めることが出来ます。

自分のことも他の人のことも大切に出来る。
そんな、人として当たり前のことをしっかりと身につけることは、生きていく上でとても重要です。

また、ココロを育てれば落ち着いて物事に取り組めるようになるので、IQも自然と伸びていきます。

逆に、テストの点数に踊らされて学力中心に子どもを育てると、勉強が出来ても、それをどう生かしていくべきか分からない大人になってしまうことがあります。
そうなっては、せっかくの学力も宝の持ち腐れ。
「応用問題を解くにはまず基本から」というわけです。

小さいうちは机で勉強させるよりも、どんどん新しい場所に連れていって、たくさん遊ばせてあげましょう。
子どもにとっては、見ること聞くこと触れること、すべてが勉強なのです。

そして、「これは覚えさせたい」と思うことがあれば、「◯づけ」で培った質問力で、楽しいクイズを出してみてはどうでしょうか?

子「おだんご出来たー」
親「わあ、たくさん出来たね。ママは5個つくったよ。◯◯ちゃんは何個つくったかな?」
子「ぼくは3個つくった」
親「3個つくったんだ!ママとどっちが多いかなー?」
子「ママの方が多い!」
親「そう、正解!ママだね。じゃあ、何個多いか分かる人!」
子「1、2・・・、2つ?」
親「すごい、正解!ママの方が2つ多いね」
子「やったー!」

子どものような遊び心と発想力を持てば、いつもの散歩道も公園も家の中も、学びの場に変わります。
お母さんお父さんも頭を柔らかくして、遊びの中で、知恵や知識を増やしてあげましょう。
 
泥だんご
 

長所はどんどん褒める

「これが出来たら◯◯を買ってあげる」

これは、子どものモチベーションをアップさせるのに、親がよくやってしまうパターンではないでしょうか?

この「物で釣るごほうび作戦」は子どもに絶大な効果を発揮するのですが、ごほうびがどんどんエスカレートしていくという難点を持っています。
また、ごほうびの内容に応じて努力したり、ごほうびがないと動かなかったり、子どもを物質依存症にしてしまうことがあります。

物で人の価値を判断するような子に育って欲しくないならば、ごほうびは物ではなく「褒めコトバ」にしましょう。

「褒めること」は「◯づけ」と同じようなもの。
子どもたちに、自分たちは愛されていること、価値のある人間であることを実感させます。

褒められて、自尊感情を身につけた子は、決して偉そうに振る舞うことはありません。
周りのお友達も自分と同じように、価値のある人間だと思って大切にします。

さらに褒めコトバはいつでもどこでもカンタンに与えることが出来ますし、お金もかかりません。
効果も抜群!
物をもらったときの満足感など3日も持てばいい方ですが、褒めコトバをもらうと、嬉しいうえに自信となり、子どものやる気もアップします。
いいことずくめですよね。

親「◯◯ちゃん、洗濯物たたむのを手伝ってくれる?」
子「いいよー」
親「ありがとう」
(洗濯物をキレイにたたむ子どもを見て)
親「◯◯ちゃん、本当に洗濯物をたたむのが上手ね。ほら見て、◯◯ちゃんがたたんだのは、タオルの端と端がぴったり合っているよ。すごい!」
子「キレイにたためたでしょ」
親「こんなに上手にたためるなら、いいお母さんになるね」
子「うん、いいお母さんになる!」

子どもが得意なことやいいことをしたときは、時間を置かずにすぐ褒めましょう。
小さなことでも構いません。
少し大げさなくらい、褒めてあげてください。

褒められると、子ども自身、自分の長所や持ち味が分かるようになります。
また、よりよい人生を送るために必要不可欠な自己肯定感を高めて、自主性の高い子どもに育っていきます。

お手伝い
 

今日の◯づけポイント
  • 子どもにとって、遊びこそ最高の学び
  • 褒めるほど子どもは伸びる

私たちEQWELチャイルドアカデミーは、子育てに向き合うみなさまを全力でサポートしています。
まずは、お気軽に無料体験レッスンにお越しください!

 
次回は、子どもへの質問の仕方について、具体的な方法をお伝えします。