教えて!先生112「フォニックスとは?」

フォニックスをご存知ですか?
フォニックスとは、アルファベットの持つ【音】を学ぶことです。
英語圏の幼稚園や小学校などで広く用いられています。

フォニックスのルールが感覚的にわかると、こんなことができるようになると言われています。

  • 綺麗な発音で声に出せる(読める)
  • 英語の細かな音をキャッチし、聞き取ることができる
  • 初めて見る単語でも予想して読める
    →英単語の約75%が読めるようになる

フォニックスにはなぜ、こんな力があるのでしょうか?
今回はフォニックスについて、徹底的に詳しくご紹介します!
 

アルファベットの【名前】と【音】は異なる

日本語の場合「あ、い、う、え、お」は、「あ、い、う、え、お」という【名前】で、それそのものが発音する【音】です。
つまり、【名前】と【音】はイコール関係です。

連なって単語になってもそのままの【音】で読むので、ひらがな50音を習得すると、ひらがなで書いてあればどんな単語でも読めます。
「さくら」は「さ、く、ら」と読めますね。

一方、英語はどうでしょうか?

「エイ、ビー、シー、ディー」は、アルファベットの【名前】です。
ところが、アルファベットは【名前】とは異なる【音】を持っています。

「A、B、C、D」の【音】は「ア、ブッ、クッ、ドゥ」です。
英語を読む時は、この【音】で読みます。

例えば、「pig」という単語を見てみましょう。
これは「ピー、アイ、ジー」とは読みませんよね?

パッ(破裂させる)
イ(短く喉の奥で)
グ(短く喉の奥で)

この3つの【音】を短くくっつけると、パとイが重なって「パィッグ」(パがピに聞こえる)と読みます。
カタカナで表すのは難しいですが、日本語的に読む「ピッグ」とはまた違います。

「dog」も同じです。
「ディ、オー、ジー」とは読みません。

ドゥ(短く喉の奥で)
オ(口を大きく開けて)
グッ(短く喉の奥で)

この3音をくっつけて「ドッグッ」と読みます。
日本語的に読む「ドッグ」とは違うことがおわかりでしょうか?

これが、正しい発音が身につけられる理由です。
そして、正しい発音ができると、正しい音を聞き取ることも可能になるのです。
 
フォニックス
 

読みを予想する力がつく

次に、「eyebrow」を読んでみましょう。
「eye」はよく目にするので、「アイ」と読めるでしょう。

では、「brow」はいかがでしょう?
ローマ字読みで「ブロウ」と読んでしまいませんか?

正しくは「ブラァウ」と発音します。

フォニックスで「ow」は「アウ」と発音すると学びます。
(2つのアルファベットで、1つの【音】を表現する場合もあります)

フォニックスが身についていると、「brow」は「ブラァウ」と正しく読めるのです。

「日本語で漢字を学ぶ時」をイメージするとわかりやすいかもしれません。
漢字にはいろいろな読み方がありますよね。

例えば、「大」という字は「ダイ、タイ、オオ」と読むし、「大人」と書くと「オ」と読みます。
1つの漢字に【音】がいくつもあります。
最初は、その読み方=【音】を覚えていきますよね。

漢字の【音】を覚えているから、初めて見る「熟語」に出会っても、予想して読めます。

「雄大」「大切」「大会」「大本」
・・・ダイ?タイ?オオ?

英単語もこれと同じです!
例えば「anteater」という単語、読めますか?

フォニックスが身についていれば
「a – n – t – ea – t – er」と分解して「ア、ン、トゥ、イー、トゥ、アー(口をあまり開けず)」と予想して、くっつければ良いのです。

正解は「アンティーター」
動物のアリクイのことです。

フォニックス

 

1年で6,000単語以上に触れる

EQWELチャイルドアカデミーの英語コース「幼児クラス」では、まず、フォニックスを感覚的に身につけていきます。

CDの音に合わせてイラストを指さししながら発声したり、フォニックスの音で歌を歌ったり、「どの音かな?」とゲーム感覚でフォニックスを学びます。

耳が良く、英語に対して抵抗の少ない幼児期に、たっぷり視覚と聴覚で英語に触れることが大切なのです。
1回のレッスンで300単語以上、1年で6,000以上の単語に触れます。
その数は圧倒的です!

そして、6名までの少人数制で、親御様も一緒にレッスンに参加していただきます。
子どもたちは、声の出し方、口の動かし方を「お母さん・お父さんと一緒」という安心感の中でぐんぐん吸収します。
「お母さん、お父さんと一緒で楽しい!」という感覚は、幼児期には特に大切です。

さらに、親御様と一緒にいることで、講師が動き回る子に時間を取られることがなく、レッスンがスムーズに進むというメリットもあります。
 
親子一緒にレッスン
 
また、3歳からはプリント学習にも取り組みます。
幼児期から「書き」を取り入れることで、「机に座って何かをすることは楽しい!」という英語や英会話の習得だけに留まらない学びがあります。

漢字を練習する時「大切、大切・・・、大きい、大きい・・・」とノートに書きながら、声に出して何度も何度も書いて覚えていませんでしたか?
フォニックスも同じように身につけていきます。

書きながら、声に出しながら・・・
本で見たり、聞いたり、音読したり・・・

そうすることで日常的に英語に触れ、英語を「聞く」「発声する」「書く」「読む」の4つの技能が同時に備わっていくのです。
  
EQWELチャイルドアカデミーの英語コース「幼児クラス」は、生後6か月から受講できます。
無料体験レッスン受付中ですので、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。