宿題を自分からしようとしない
宿題に取り掛かるまでとても時間がかかる
わが子に毎日のようにイライラしている方、結構多いのではないでしょうか?
このままだと、
「勉強がわからなくなって授業についていけなくなるのではないか」とか、
「人に指示されないと何もできない子になってしまうんじゃないか」など、
小学生の子を持つ親の悩みは尽きませんね。
そこで今回は、子ども自らスムーズに宿題をするようになるコツをお教えします!
帰宅直後はリラックスタイム
学校から帰ったら、子どもはお母さんと話をしたいし、遊んでリラックスしたいのです。
子ども自身も「宿題をしなくてはいけない」ということは理解しています。
ただ、子どもにとって【やるべきこと】と【やりたいこと】のバランスをとるのは、まだまだ難しいことなのです。
特に学校から家に帰った直後は、子どもにとってホッとする時間。
お母さんは子どもに笑顔を向けて、子どもをリラックスさせてあげてください。
お母さん自身も、帰ってきた子どもとどう接しているか、振り返ってみてください。
- 「おかえり」を笑顔で言えていますか?
- 子どもが話している間、口を挟まずじっくり聞くことに徹していますか?
- 「先生に怒られたんじゃないでしょうね?」「ケンカしたんじゃないでしょうね?」など、子どもを追い詰めるような質問をしていませんか?
帰宅後のふれあいの中で、子どもの不調や異変にいち早く気づけるかもしれません。
まずは親子でゆっくりリラックスする時間を持ちましょう。
子どもにスケジュール表を作らせる
学校から帰ってから寝るまでのスケジュール表を子ども自身に作らせてください。
大切なのは、子どもが自分で予定を決めることです。
お母さんが決めたスケジュールは、あくまで「お母さんのもの」として子どもは認識します。
他人事なので、子ども自身は腑に落ちません。
「宿題してからおやつ?おやつの後に宿題?」
「何時になったらとりかかろうか?」
「国語と算数、どちらからしようか?」
などと質問しながら決めていきましょう。
予定を詰め込みすぎないのがポイントです。
食事・お風呂・寝る時間など、それぞれの家庭ででだいたい決まっている時間帯を先に書き込んでから始めると、イメージしやすいかもしれません。
繰り返しますが、大切なのは、子どもが自分で予定を決めることです。
小さな成功体験を積んでいく
苦手な教科の宿題は、やる気が起こらなくて当然です。
そんな時は、親も一緒に「小さな成功体験」を積んでいくとうまくいきます。
例えば、算数の宿題。
計算が苦手なのに目の前に100問あると、見ただけで子どもはうんざりします。
そこで、親がこんな風に促します。
「10問目を最初のゴールにしよう!」
「1分でどこまでできるかやってみよう!」など、小さなゴールを設定してあげます。
「次は20問まで」「次は2分後」などと繰り返すと、気づいたら「最後までできた!」となるわけです。
お母さん自身も洗濯物をたたむ、野菜を切るなどの家事を絡めて課題を作り、競い合う雰囲気を演出すると盛り上がるかもしれません。
「算数ってわからない問題もあるけれど、答えがわかると嬉しいね」
「字がきれいに書けると、先生にほめてもらえるし、自分でも楽しく書けるよね」など、
宿題をする時に感じる『うれしい』『楽しい』といった小さな成功体験を、お母さんの言葉がけによって気づかせてあげましょう。
EQWELチャイルドアカデミー荒尾教室に通うAくんは、6時になったら宿題をする約束でしたが、なかなかできなかったそうです。
でもある日、6時に宿題を始めました。
それは、お母さんがAくんの大好きなアニメソングを流して6時に気づかせたから。
今までは6時という時間に気づかずに宿題に取りかかれていませんでしたが、大好きな曲でやる気が湧いて、宿題もどんどんはかどるようになったそうです。
子どもは本来、学ぶのが好きなのです。
夢中になっている時の子どもの顔は、キラキラ輝いています。
子どもが学びやすい環境を少し整えて応援していくことで、やる気スイッチが入るときが来ます。
ゆったり見守りましょう。