こんにちは。EQWEL(イクウェル)チャイルドアカデミー筑紫野・大牟田・荒尾教室のひげ先生こと、田口圭二です。
子どもは、親が育てたいように育ちます。
親がこう育ってほしいと意識する・しないに関わらず、親の無意識の言葉がけどおりに育ちます。
「怒ってはいけません。子どもを認めてあげましょう」
私は、長年言い続けています。
ところが、まちがった方法で子どもを“認め過ぎている”お父さん・お母さんがいます。
『わがまま』まで認めてしまっているのです。
その結果、子どもは自己コントロールができないまま育ち、それを見ている親は、イライラしながら生活しています。
先日、あるお母さんからこんな相談がありました。
「子どもの食事時間が、1時間も2時間もかかるので困っています」
それは大変だと思いながら、詳しく話を聞きました。
「ひと口食べては、おもちゃで遊ぶんです」
どうして『おもちゃで遊ぶのは食事の後で』と注意しないのですか?と聞いたら、子どもがおもちゃで遊ぶと言うものですからとの返事が。
そして、こう続きます。
「ところで、お母さんはお子さんにどうしてほしいのですか?」
「食事の時はやはり、きちんと食事をしてほしいんですけど」
「じゃあ、どうしてそう言わないのですか?」
「でも、子どもがおもちゃで遊びたいと言うものですから」
子どものすべてを、まるごと認めるのは素晴らしいことです。
でも、わがまままで認めましょうとは言っていません。
親から見て、これはあきらかにわがままだとわかる行為も、一度はその子の主張、言い分として聞きましょう。
しかし、子どもの意見を聞いてあげることと、そのことを認めることは違います。
「◯◯ちゃんは、食事をしながらおもちゃで遊びたいのね。
でも、お母さんは食事をしながらおもちゃで遊ぶことは許せません。
なぜなら・・・」
このように、子どもの意見を聞いたら、親の意見も言いましょう。
そして、『いけないことはいけない』と毅然と言いましょう。
自分の子どもに、親としての意見を言うことを恐れてはいけません。
日ごろから愛を伝え、心を育てていると、親の毅然とした意見くらいで親子関係が壊れることはありません。
それでもまだ、子どもが言うことを聞かないのであれば、親が心から言っていないことを見抜かれてしまっているのです。
しっかりと子どもの目を見つめ、心の叫びとして伝えてみましょう。
子どもは『心』で理解します。