子育ての不安・疑問・悩みに、EQWELベテラン講師がお答えする「教えて!先生」シリーズ。
第6回のテーマは「早寝早起きができない」です。
早寝早起きの習慣は大切だとわかっていても、実践するのはなかなか難しいですよね。
お父さま・お母さま方からも、
「朝、気持ちよく起きてくれない」
「保育園に行くまでグズグズ言ってます」
「寝坊して、毎朝戦いです」
というお話をよく伺います。
早寝早起きを身につけるために、睡眠にまつわる3つの習慣を見直してみましょう。
昼:寝すぎない
適切な睡眠時間は、
1歳・2歳で11〜14時間
3歳・4歳・5歳で11〜13時間
6歳以降は9〜13時間
と言われています。
夜9時に寝て、朝7時に起きるとすれば、睡眠時間は10時間確保できます。
これを補うくらいですから、お昼寝は1〜3時間程度にとどめましょう。
昼寝をし過ぎるとなかなか眠くならず、結果的に寝る時間が遅くなります。
また、小学校に入るとお昼寝できなくなるので、5〜6歳からは夜だけで必要な睡眠時間を確保できるようにしましょう。
夜:寝る前の生活を見直す
寝る前に物を食べると、胃が刺激されて眠れなくなる場合があります。
就寝2時間前には、晩ごはんを食べ終わるようにしましょう。
また、興奮すると眠れなくなります。
寝る前に走り回ったり、大きな声を出すのは禁物。
お絵かきや絵本など、子どもが落ち着く遊びを選びましょう。
朝:毎日同じ時間に起こす
「昨日寝るのが遅くなっちゃったからゆっくり寝かせてあげよう」なんて思わなくて大丈夫です。
睡眠のリズムを整えるには、「寝る時間」よりも、むしろ「起きる時間」の方が大切です。
毎日決まった時間に起きることで、生活リズムが整います。
もし、眠そうであればお昼寝で調整しましょう。
生活リズムは、子どもの心身の成長に大きな影響を及ぼします。
入園・入学、進級など、4月から新しい生活が始まる方もいらっしゃると思います。
家族みんなで協力して、早寝早起きの習慣を身につけましょう。