子育ての不安・疑問・悩みに、EQWELベテラン講師がお答えする「教えて!先生」シリーズ。
第3回のテーマは「文字がスラスラ読めない」です。
先日、6歳のお子さまのお母さまから
「本を読んでもらうのは大好きだけど、自分からはなかなか読もうとしないし、読ませてもたどたどしく、スラスラ読めない」というご相談を受けました。
お母さまのお気持ち、よく分かります。
小学校入学を目前に控えて、同じように不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
「本が大好き」という事実は、とても素晴らしいことです。
そして、たくさんの本に親子で触れる時間は、子どもにとっても楽しい時間であるはずです。
まずは、絵本を繰り返し読み聞かせて、「耳の記憶」を育ててみましょう。
子どもには、耳から入った情報をどんどん覚えてしまう能力があります。
私たち大人より何十倍も優れた「耳の記憶」を使いこなします。
お気に入り絵本を繰り返し読み聞かせて、覚えて暗唱してしまうくらいになった上で、その絵本を音読させてみましょう。
そうすると、一文字ずつ拾い読みをしていた時と違って、スラスラと音読できるようになっているはずです。
そこで、「スラスラ読めたね!すごいね!お母さんに読んで聞かせてね!」とたくさんほめてあげましょう。
このことが成功体験になって、他の本もスラスラと読めるようになるでしょう。
EQWELチャイルドアカデミーでは「耳の記憶」の能力を活かして、3歳から耳で覚えた文章を繰り返し発する「暗唱」をたくさん体験してもらいます。
BGMを聞くかのように、文章を聞くだけで、長い文章もどんどん覚えてしまいます。
最近は「読書離れ」が問題視されていますが、EQWELの卒業生のほとんどが読書好きです。
読書は豊かな感性を育て、想像力を育みます。
小さい頃から本に触れて、本が大好きな子どもに育ってほしいですね。