こんにちは。EQWEL(イクウェル)チャイルドアカデミー大牟田・荒尾教室のひげ先生こと、田口圭二です。
みなさんは、お子さまと一緒にどんな年末年始を過ごしたのでしょうか。
大掃除やお正月の準備のお手伝いをした子には、ごほうびをあげたりしましたか。
スキナーという心理学者は、動物実験を何度も繰り返しているうちに
「行動に対してごほうびが与えられると、その行動がまた起こる回数は多くなる」ということを発見しました。
実はこれ、当たり前のことなのです。
誰でもごほうびがほしいに決まっています。
それは、大人も子どもも関係ありません。
ごほうびの種類はたくさんあります。
お金、品物、メダル、賞状などなど。
その中でも、子どもが特に喜ぶのは「食べ物」ではないでしょうか。
親としても身近にあるので、与えやすいですね。
![ごほうび](https://eqwel-smile.com/kanri/wp-content/uploads/2020/01/aro_img_20200109001.jpg)
でも、子どもが食べ物よりももっともっと喜び、しかも身近に豊富にありすぎるぐらいあるものがあります。
それは、「ほめ言葉」です。
いつでも・どこでも・だれでも・かんたんにできます。
おまけに経費はタダ。
こんなすごいごほうびは、どこを捜したって見つかりません。
この不景気の時代、使っても、使っても出費はゼロ。
家計は大助かり。
効果は、食べ物の比ではありません。
「食べ物」は食べたらその時だけの満足で終わりますが、「ほめ言葉」は違います。
効果は半永久、子どもが成長して人生の支えとなって、死ぬまで心の中に残ります。
ちょっと振り返ってみましょう。
まだ自分が子どもだった時のことを。
お父さんやお母さんの一言で、どんなに自分が喜んだり、また、悲しんだりしたことか。
あなたは今、とても嬉しかった一言を、自分の子どもにたくさん言っていますか。
その悲しくなった時の一言を、自分の子どもに言っていませんか。
忘れていたら思い出してみましょう。
![思い出](https://eqwel-smile.com/kanri/wp-content/uploads/2020/01/aro_img_20200109003.jpg)
例えば、こんなシチュエーションがあったとします。
学校で算数のテストがあり、100点満点で50点を取って、帰ってお母さんに見せました。
あるお母さんはこう言います。
「なんですか、50点。
こんな簡単な問題がわからないの?
ここも計算ミスして。
どうしてあなたはそんなにバカなの?」
子どもはこう返します。
「友だちも50点だったもん。
算数は嫌い。どうせ僕はバカだもん」
当然、子どもは反撃を開始します。
別のお母さんは、こう言います。
「まあ、50点。すごいわね!
こんな難しい問題もわかったの?
算数って楽しそうね」
子どもはこう返します。
「そう、算数が得意になっちゃった。
今度は60点取れたらいいなぁ」
もう説明は不要ですね。
“悪いところ”は指摘しない。
大人だって、悪いところを言われたら不愉快です。
わかっていながら、心の中では反発してしまいます。
子どもが行動するとき、その子にとって、その瞬間は100点のはずなのです。
ごほうびにほめてあげましょう。
ニッコリ笑って。
子どもだけでなく、親も心が軽くなりますよ。
![ほめる](https://eqwel-smile.com/kanri/wp-content/uploads/2020/01/aro_img_20200109002.jpg)