教えて!先生95「子育てに自信が持てない」

子育てをしていると、思うように予定が片付かなかったり、部屋が散らかってしまったり・・・。

「周りの人は、仕事も子育ても家事もちゃんとできているのに、自分だけうまくできていない」

そんな風に自信を失くしていませんか?

子育てに自信が持てない
 
子どもが生まれたからと言って、すぐに完璧な親になれるわけではありません。
親は、子育てしながら「親」になっていくのです。

一番上の子どもが3歳なら、親歴も3年。
うまくいかなかったり悩んだりするのは当然のことなのです。

日々の子どもとのやり取りを通して、親としてのスキルを磨いていけば良いのです。

焦らずゆっくりで大丈夫。
他人と比べる必要もありません。
私は私のやり方で、子どもと一緒に成長していけば良いのです。
 

頭の中の荷降ろしをしてみる

まずは、悩みや焦りの原因を洗い出し、解消する方法を考えてみてはいかがでしょう?
よくあるお悩みと解消法をいくつかご紹介しますね。

  • 思うように予定が片付かない
    予定は頭の中で考えるだけだと混乱するので、手帳やスマホのメモに書き出してみましょう。
    書き出すことで心がスッキリして、頭の中も整理されやすくなります。
    さらに、期限を書いて優先順位をつけ、終わったらチェックすると、「できたこと」「この後やるべきこと」がハッキリして、次の予定が立てやすくなりますよ。
  • 子どもに怒ってばかりいる
    時間を守らせたり、片付けさせようとしたりと、世の中のルールを教える時に怒ってしまいませんか?
    子どもは怒られるより、楽しい気分になった方が積極的に行動します。
    靴をなかなか履かないなら「ママと競争しよう!」と言ってゲーム感覚にしたり、片付けができないなら「一緒にお片付けしよう!わ〜、上手だね。これもお願いできる?」と大げさにほめてみたり。
    怒るよりもスムーズに行動するようになります。
  • 料理が苦手・嫌い
    子どもには栄養バランスの良いものを食べさせたいけど、料理が苦手だったり、毎食作るのが苦痛だったり。
    こういう方は意外にたくさんいらっしゃいますが、一番大切なことは「家族で楽しく食卓を囲むこと」ということを忘れないでください。
    品数が少なくても、野菜が足りなくても、親子一緒に笑顔で「いただきます」と「ごちそうさま」ができれば良いのです。
    栄養については、子どもの年齢によって食べムラもあるので、一回の食事で完璧を求める必要はありません。
    1日3食の中で偏ってしまっても気に病むことはありません。
    1週間単位である程度のものが摂取できていれば大目に見ましょう。

何もかも完璧にできなくても大丈夫です。
家族や周りの人の協力、お惣菜など便利なサービスもうまく活用しながら、自分の心に余裕をつくることを優先してみてください。
  

一日を幸せな気分で終える

寝る前に、今日一日の自分自身を振り返ってみてください。

良かったことは、素直に「良かった」と思い、満足感に浸ります。

悪かったこと、理想通りにいかなかったことは、
「今日は上手くいかなかったけれど、明日はきっと良くなる」と思い、成功するイメージをします。

一日の終わりに自分自身を肯定的に評価することで、心を良い状態にキープすることができます。
眠っている間に体もリセットされるので、翌朝から仕事や家事、育児に前向きに向き合えます。
これを毎日繰り返すことで、良い循環を作り出すことができるのです。

憧れの人がいたら、その人になりきって色々なことがさばけている姿を想像してみるのも良いでしょう。
特に何もなければ、「一日が無事に終わってよかった」と満足感に浸りましょう。

今日一日の良かったことを、手帳やスマホに書き残すのもオススメです。
書くことで、物事を良い方向に捉える癖をつけることにもつながります。

 
寝る前のポジティブ習慣

まじめな人ほど、「できないこと」「ダメなこと」に目がいきがちですが、その何倍も「できたこと」「素晴らしいこと」があるはずです。

もし、イヤなできごとがあっても、寝る前に幸せな気分になれれば、その日一日は大成功!
子どものことも自分自身のことも、もっともっとほめて甘やかしてあげてくださいね。