こんにちは。EQWEL(イクウェル)チャイルドアカデミー大牟田・荒尾教室のひげ先生こと、田口圭二です。
「子どもに無理に勉強させる必要はない。
子どもは自由にのびのび育てたほうが良い」
こんな言葉をよく聞きます。
私もまったく同意見です。
「小さい時は、遊ばせて育てるのが良い。
今の子どもたちは、勉強ばかりさせられて気の毒だ」
幼児期の子育ての代表的な意見です。
これにも同感です。
先に書いたように、私も言葉上はそう思います。
ただ、『勉強』『のびのび』『遊び』の“質”が違うように感じられます。
どんなことが『勉強』で、何をしていることが『遊び』なのでしょうか。
子どもたちにとって、今やっていること全てが『遊び』で、成長するための『勉強』なのです。
子どもたちには『遊び』と『勉強』の区別は無いのです。
大人の私たちが勝手に、これはキャラクターのついたオモチャだから『遊び』、
これは文字や数字が書いてあるから『勉強』と区別をしていないでしょうか。
文字が書いてあるブロックやカードで遊ぶとき、親がどんな言葉がけをしているか、親自身が楽しく接しているかが問題で、遊んでいる対象物が問題ではないのです。
子どもは生まれた瞬間から、生きていくための『勉強』を始めます。
子どもは学ぶことが本能的に好きなのです。
「これは『遊び』で、これは『勉強』」などという区別はしません。
大人が勝手に、文字や数字は『勉強』と思い込んでいるだけなのです。
算数だって、親がワイワイ楽しく教えてあげれば、子どもにとっては『遊び』です。
「1と1でいくつ?何度いったらわかるの!?本当に馬鹿じゃないの!?」と言えば、それは“嫌い”な『勉強』になります。
お手伝いも『遊び』になり、『勉強』にもなります。
食事の準備では、
「お皿は5枚ね。お箸は4人だから8本ね。小さいお皿は3枚よ」
玄関の片付けでは、
「靴いくつあった?」
砂場もまた『遊び』の場でもあり、『勉強』の場でもあります。
「ママはおだんご5個つくったよ」
「ぼくは、2つ」
「どっちが多い?いくつ多いかな?」
子どもは遊びの中から学んでいきます。
子どもたちにとっては、全てが『遊び』です。
大人が考えているような『勉強』だって、私たちの言葉がけしだいで『遊び』に変えてしまいます。
子どもは『遊びの天才』です。
脳の成長が最も盛んな時期に、適切な刺激を与えて、そのすばらしい才能を開花させてあげましょう。
大切なことは、親自身がリラックスして楽しんでいるかどうかなのです。