SDGsな交差点

こんな道路標識を見たことがありますか?

道路標識

では、こちらの案内標識はいかがでしょう?

上八環状交差点

このぐるっと円を描いたような交差点は「ラウンドアバウト」または「環状交差点」と呼ばれています。

EQWELチャイルドアカデミー宗像教室から車で20分ほどの場所に、福岡県の管理道路としては初めて整備されたラウンドアバウト「上八こうじょう環状交差点」があります。

上八環状交差点

上八環状交差点
一般社団法人 九州地方計画協会より引用

信号待ちがない交差点

ラウンドアバウトは、1960年代にロンドンから始まったとされています。
最も有名なラウンドアバウトは、フランスのエトワール凱旋門があるシャルル・ド・ゴール広場で、12本もの道が放射状に伸びています。

凱旋門から見たパリの街並み
凱旋門から見たパリの街並み

ラウンドアバウトはドーナツ型の交差点で、信号がなく、時計回りの一方通行になっています。
目的の道路には、左折で抜けていきます。

信号待ちの時間がないため、二酸化炭素の削減や交通事故の抑制が期待されています。
「SDGsな交差点」と言っても良いかもしれませんね。

上八環状交差点

まだ珍しいラウンドアバウト

日本では、2014年に道路交通法が改正され導入が認められました。
2024年3月末現在、40都道府県に161か所あります。

福岡県内では「上八環状交差点」とほぼ同時に開通した北九州市の「尾倉ロータリー」の2か所でしたが、昨年10月に大野城市の「下大利駅北側のラウンドアバウト」が新たに開通しました。
東京都は多摩市と武蔵村山市の2か所のみで、まだまだ珍しいようです。

宗像方面から「上八環状交差点」を鐘崎漁港方面へ抜けていくと、福岡県指定文化財天然記念物の「イヌマキ天然林」がある織幡神社があります。

織幡神社

この織幡神社の奥には、世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島を拝める遙拝所があります。
参拝の道すがら、お子さまと一緒にこの上八交差点のラウンドアバウトを体験してみてはいかがでしょうか?

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