カウンセリングのエッセンスを利用して、親子関係をまるく円滑にする、新しいコミュニケーション法です。
EQWELチャイルドアカデミー5教室を運営するユニバーサルアカデミーの社長であり、ひげ先生と親しみを込めて呼ばれている田口圭二先生が編み出したものです。
(これまでの◯づけ子育てはこちら)
壁にぶつかったときは“リフレーミング”
リフレーミングとは、ある出来事の枠組み(フレーム)を変えることで、その出来事に対しての考え方や捉え方も変わるという意味です。
少し分かりづらいので、いくつか例をあげてみましょう。
例えば、子どもが大きな声で楽しそうに笑っているとしましょう。
ここが緑いっぱいの大草原なら、お母さんお父さんも爽快な気持ちになって、一緒に大笑いできそうです。
ここがエレベーターの中なら、周りの目が気になっていしまい、「静かにして!」と叱ってしまいそう・・・。
例えば、水が半分ほど入っているコップがあったとしましょう。
これが、あなたが砂漠をさまよっているときにてにした水なら、「足りない・・・もっと欲しい」と思うでしょう。
薬をもう1錠飲もうと思っているときに手にした水なら、これだけの量があれば十分ですよね。
このように、同じ出来事でも状況が違うと、捉え方が変わります。
出来事の意味は一つではなく、たくさんあるのです。
そして、どのような捉え方をするかは人それぞれ。
いいも悪いもありません。
リフレーミングのコツ
このリフレーミングを自ら意識的に行えるようになると、壁にぶつかったときに役立ちます。
「どうしたらいいのか分からない!」
そんな気持ちになったときには、一度こだわりを捨ててみてください。
客観的にリフレーミングすれば、楽しい捉え方が見つかるはずです。
とはいっても、長年染み付いた自分の考え方。
そうカンタンに変えられないものですよね。
ここでは、いくつかの例題を使ってリフレーミングのコツをつかんでいきましょう。
ちなみに、リフレーミングには、「状況のリフレーミング」と「内容のリフレーミング」の2種類があります。
- 考え方
状況を変えることによって、ある物事の価値を上げること - 効果
自分の持ち味や能力を生かすことが出来る
- 考え方
ある出来事の解釈を変えることによって、意味をプラスにすること - 効果
前向きになれる
考えを深めたり、広げたり出来る
これを意識して、前向きに生きるための発想力を磨きましょう!
例題)次の状況をリフレーミングしてみましょう。
↓
早さよりも冷静な状況判断が必要になる教科を勉強すればいい
(状況のリフレーミング)
↓
しっかりとした意見を持っているので、学級委員だどになれば持っている能力を発揮することができる
(状況のリフレーミング)
↓
イメチェンするいい機会!
興味があったけれど何となく気おくれして始められなかったサッカーにチャレンジしてみよう
(内容のリフレーミング)
↓
その場の状況に合わせた柔軟な対応ができている
人の意見を尊重できる優しさがある
(内容のリフレーミング)
↓
いろんなことに気づく能力がある上に行動力もある優秀な子
(内容のリフレーミング)
↓
ありあまる体力をスポーツに注げば、大活躍するはず
(状況のリフレーミング)
↓
お子さんへの遭いと期待の高さの表れ
理想はそのままに言い方だけ変えれば、愛情が伝わる
(内容のリフレーミング)
↓
慎重なので、危険を回避する行動がとれるため、見知らぬ人についていく心配がない
(内容のリフレーミング)
↓
人よりも闘争心が優れている証拠
個人競技に転向すれば潜在能力を発揮する
(状況のリフレーミング)
↓
好奇心旺盛でチャレンジ精神があることの裏返し
バイタリティー溢れる人生が送れる
(内容のリフレーミング)
人はだれでも「考えグセ」のようなものをもっています。
順風満帆ならそれでいいですが、いつものやり方で上手くいかなくなったときには、このリフレーミングを思い出してください。
「自分の考えに捕らわれすぎていないかな?」
「もっと別の考え方もあるかもしれないな?」
そんな風にご自身をちょっとだけ客観的に見ることさえできれば、リフレーミングはカンタンに取り入れられます。
そして、考え方を変えることができれば、結果は自然と変わります。
ご自身の可能性を広げるチャンスだと思って、チャレンジしてみてください。
私たちEQWELチャイルドアカデミーは、子育てに向き合うみなさまを全力でサポートしています。
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次回は、夢を叶える目標設定についてお話しします。