2002年にドイツで始まった「子ども大学」は日本でも広まりつつあり、九州初となる「子ども大学だざいふ・ふくおか」は2021年に発足しました。
先日、第10回が太宰府市の筑紫女学園大学で開催されましたので、EQWELチャイルドアカデミー筑紫野教室スタッフが参加してきました。

小学生の親子連れが来場
「子ども大学だざいふ・ふくおか」には、子ども・保護者が無償で参加できます。
福岡県内の大学で、いろいろな分野のエキスパートが授業をするようです。
子どもの学びへの意欲、将来への展望や職業観などを育てる良いきっかけになりそうですね。
第10回「子ども大学だざいふ・ふくおか」は、7月6日(日)に筑紫女学園大学の飛翔会館で開講しました。
会場にはたくさんの小学生の親子連れが来場していました。
司会進行は地域の大学生たちが行っていて、協力し合っている様子はとても頼もしく見えました。

あっという間の3コマ
第10回の授業は、1時間×3コマでした。
1時限目は、ろう漫画家の平本龍之介さんと、デフバドミントン選手の矢ヶ部真衣さんが講師を務められました。
平本さんは、マンガ業界の裏話や聴覚障害者としての経験を語られました。
ユーモアたっぷりに手話で語る姿に、力強く生きるエネルギーを感じました。
矢ヶ部さんは筑紫女学園大学の学生で、今年11月に開催される「東京2025デフリンピック」デフバトミントン日本代表に内定しています。
現在は福岡高等聴覚特別支援学校でバドミントン部の指導をしていて、大学卒業後は小学校の先生になるのだそうです。
とても明るく自身のこと、練習のこと、夢を語る姿にファンになってしまいました。
2時限目は、児童文学評論家の赤木かん子さんが講師でした。
2020年から段階的に小中高で取り組みが始まった「探究学習」がテーマでした。
探求の手順について会場の子どもたちに質問しながら、「テーマの決め方」や「百科事典の使い方」などを具体例を示し、子どもたちにわかりやすくかみくだいた表現で解説されていました。
こんなふうに説明してもらえたら、子どもたちは「探究」が大好きになりそうだと感じました。
参加した子どもたちは、夏休みの自由研究でそれぞれの「探究」を楽しむことができるかもしれません。
3時限目は、ピアノ調律師の加藤正巳さんによる「ピアノ解体ショー」から始まりました。
参加者をステージに上げて、目の前でピアノを解体しながら、その仕組みを解説されました。
解体した部品を触ったり、組み立て直されたピアノを鳴らしたり、子どもたちは夢中になっているようでした。
その後、西鉄太宰府駅などのストリートピアノの設置に貢献されている本山晴子さんが登壇。
組み立て直されたピアノで演奏を披露されました。
その音色に、感性豊かな子どもたちの心が震えているようでした。
休憩を挟んで13時〜17時の4時間の長丁場でしたが、あっという間でした。
たくさんの子どもたちに参加してほしいと思わされる内容でした。
詳細などはぜひ、公式ホームページをご確認ください!
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