「何年くらい勉強したら、日常英会話ができるようになりますか?」
よく保護者様からいただく質問ですが、残念ながら「◯年間です」とはっきりした答えはありません。
というのも、言語の習得は単純に◯時間勉強したからできるのではなく、どれだけ日常的に聞いたり、使ったりしているかにかかっているからです。
でも、日本の生活環境では、英語に触れるのは難しいですよね。
そこで今回は、いつもの親子の会話で英語を習得する方法をご紹介します!
子どもが理解できなくても続ける
「突然、英語で話しかけても、子どもが理解できないのでは?」と心配かもしれませんが、子どもの適応能力を信じれば、そんな心配は無用です。
最初は毎日、同じシチュエーションで、同じフレーズを声掛けしてみてください。
そうすると、子どもは動作やジェスチャー、状況から、自然と意味を理解するようになります。
大切なのは、とにかく英語の声掛けを続けること。
返事の仕方は、慣れてから教えれば大丈夫です。
日常で使える英語のフレーズを幾つかご紹介しますので、ぜひ、今日から始めましょう♪
朝起きた時に使えるフレーズ
朝、子どもを起こす時、どんな言葉をかけていますか?
「もう、7時よ!起きなさい!」
「起きる時間よ!起きてー!」
これをそのまま、英語に言い換えてみましょう。
「It’s 7 o’clock! Get up please!」
「It’s time to get up! Come on!」
こう言いながら、手を下から上に動かしたり、時計を指したり、ジェスチャーをしながら言うと、子どもは自然と意味を理解します。
最初は、わからない様子でも大丈夫です。
毎日、同じタイミングで、繰り返し続けましょう。
子どもが慣れてきたら、答えも聞かせましょう。
起きようとしているなら
「OK, I’ll get up.」
まだ、眠そうなら
「No, I’m sleepy.」
このように子どもの行動に合わせて、答えをインプットします。
説明するのではなく、聞かせてあげるだけで構いません。
そうすると、徐々に、子どもの口から答えが返ってくるようになります。
子育てに使える「It’s time to ◯◯」
「It’s time to ◯◯」というフレーズはとても便利で、子育ての色々な場面で使えます。
It’s time to clean up.
おかたづけの時間よ
It’s time to go out.
外に行く時間よ
It’s time to go to school.
学校に行く時間よ
It’s time to take a bath.
お風呂の時間よ
It’s time to go shopping.
買い物の時間よ
いつも子どもに掛けている言葉ばかりではありませんか?
ぜひ、英語に替えて、単語を替えて、どんどん使ってみましょう♪
食事の時に使えるフレーズ
食事の時や、何か食べたい、飲みたいときもだいたい同じ言葉をかけていませんか?
「何か飲む?」
「何か食べる?」
これを英語のフレーズに替えてみましょう。
「Do you want something to drink?」
「Do you want something to eat?」
「何か飲む?」と聞かれて子どもが「うん」と答えれば、親は冷蔵庫やバッグから飲み物や食べ物を出しますよね。
このような動作が加わるので、子どもは理解しやすいのです。
子どもが慣れてきたら、
ほしい時は
Yes,please.
いらない時は
No, thank you.
と答え方をインプットしてあげましょう。
一日に何度も、毎日繰り返していれば、必ずやり取りができるようになります。
子どもが英語で答えを言えなかったり、言おうとしない時は、さらっと流すことも大切です。
決して無理やり言わせようとしてはいけません。
「子どもが言わないなら、私だけ英語で言おう」という軽い気持ちで続けることも大事なポイントです。
このように、身近で日常的なこと、何度も言っている言葉を少しずつ英語にして声を掛け、そして、それを繰り返すと、子どもの口からも英語が出るようになり、英会話になっていきます。
無理やりではなく自然な環境をつくることが、継続、上達へと繋がっていくのです。
EQWELチャイルドアカデミーでは、レッスン終了後に保護者の方へ「ワンポイントアドバイス」の時間をご用意しています。
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